権太坂エチュード

高校時代はいまや40年も前のことになってしまったのでほとんど忘れてる。思い出は、何か手がかりが提示された時にもしかしたら発掘できるかもしれない。思い出したい。だから同窓会に出てみたい。まだ一度もその機会がないのは、いけないことのように思える。

思い出そうとして構えてみた時にすぐに頭の中に浮かんだのは水泳部のことだった。夏休みに入って練習は午前中に終わって、昼下がりに、たくじや山村、正二郎たちとプールサイドでのんびりしていた記憶。いまは、あのひとときほど自由で解放された時間は人生の中でほかになかったと思える。でも、あのときは、そんなに貴重だったなんて思いもしなかった・・・。

GONTAZAKA étude

素直で強い横顔が 僕は好きだった
だからまっすぐに君の瞳を 見つめられなかったのか
煮え切らずあいまいなままで 恋の歌を作っていた
やさしさの意味は強く抱きしめて キスすることだったのに
あ〜初恋はそんなものなのか
紫の似合うあの子にも 心惹かれていたし
憧れすぎて近づけなかった 女神のような彼女(ひと)もいた
部活の明けた夏の午後 まどろむプールサイド
マムシ谷を通る湘南電車が 子守唄だったね
8月の陽に身体を焦がして 思わず飛び込めば
青い水の底で踊る光が 笑いながらいつも逃げていった
あ~青春はなんて罪なのか
退屈な時間がこんなにも 愛おしくなることを
教えてはくれないまま 通り過ぎてしまうなんて
叶わない夢・・・
果たせない約束・・・
忘れかけてた自由と君の微笑みのために歌え
素直で強い横顔が 僕は好きだった
だから戻れるなら17歳の僕がいる あの坂の上に・・・
*詞曲:小松直行(2018年)

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