(15)60年代の横浜:アメリカの記憶
もし、生粋の浜っ子をスノッブに限定するなら、毎晩、マリンタワーの緑と赤の光が見える場所で育った者、ということになる。本町小学校から老松中学校か吉田中学校へ進むのが絵に描いたような横浜下町 … 続きを読む (15)60年代の横浜:アメリカの記憶
もし、生粋の浜っ子をスノッブに限定するなら、毎晩、マリンタワーの緑と赤の光が見える場所で育った者、ということになる。本町小学校から老松中学校か吉田中学校へ進むのが絵に描いたような横浜下町 … 続きを読む (15)60年代の横浜:アメリカの記憶
混沌をはらみながら拡大していく都市の周縁にあって、カントリークラブは厳格な秩序をもったひとつのコミュニティーとして維持されて来た。柵で囲まれた敷地内はすべてが整然と整備され、周辺の住宅地や工事中の道路 … 続きを読む (14) 根岸の競馬場
林檎とアップルパイはアメリカの代名詞になるほどアメリカ的だが、ゴルフもアメリカで … 続きを読む (13) カントリークラブとミュニのアメリカ
11月も晦日、午後8時45分。家を出ると、東の空に右上のぼんやりと欠けた月が見え … 続きを読む (12) アニカ
17番は右側のパー・ストリートから5歩しかないティーから打ち出していく長いパー4で、右に曲がる球を打ってしまったら、走っている車に当てる危険性がある。日本ならこんなホールは存在しないか、あっても高い鉄 … 続きを読む (11) リップアウト
“シャンク(shank [ʃǽŋk])”は「すね(脛骨)」だ。それだけで十分に痛い。ブリテン島からケルト人を追っ払ったゲルマン人が使っていた言葉、“sćeanca(シャンカ)”が語源だと聞くと、なんだ … 続きを読む (10) シャンク・リデンプション
オーランドで最古のクラブであるカントリー・クラブ・オーランド(当時はオーランド・カントリー・クラブ、1934年改称)は、上流紳士の社交クラブとして1911年に設立された。その趣意にはもう一つ、米国北部 … 続きを読む (7) ドナルド・ロスとトム・ベンデロウ
第2次大戦終結から4か月という1945年12月、商工会議所はオーランドをアメリカ … 続きを読む (9) オーランドがゴルフの一大拠点となった起点
睫毛からしずくが滴り落ちるのではないかと思うくらい湿度の高いフロリダでも、早朝の … 続きを読む (8) リンゴの木を植えたのは誰?
ダブスドレッドの16番は、まっすぐで一見広く見える396ヤードのパ … 続きを読む (6) ハンフォード・カール・ダン