2017年8月のWGCブリヂストン・インヴィテーショナル最終日、チャーリー・ホフマン(米、40歳)はトップの松山英樹を3打差で追いかけていた。パー5の16番のフェアウエイで、2打目を打とうとしていた。ピンまで282ヤードもある。しかも、池越え、左足下がりのライ。キャディーが刻めと進言している会話が聞こえ、ホフマンが、例によってのんびりした調子で言った。
でもさ、3打差で残り3ホールだ。俺は勝つためにやってるんだぜ。2位にはもううんざりしてるんだよ!
「それはわかるよ。でも、刻んでもバーディーは取れるよ」と渋るキャディーに、ホフマンは「まかせとけって」と言って3番ウッドを抜いた。
太い首を巡らせて一度前方を見るや乾坤一擲、彼方のグリーンめがけて打った。球は際立って高い弾道で飛んで行き、グリーンに着弾して奥のラフへ転がって止まった。ホフマンはそこからイーグルを狙ったが、バーディーに終わった。
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その前週のカナディアンオープンで、ホフマンはプレイオフの末にジョナサン・ベガスに敗れていた。春先のアーノルド・パーマーでも勝てそうなところを2位に終わった。試合は松山英樹が最終日の61でタイガー・ウッズばりの優勝をものにしたのだが、私は2打目を見送ったあとでスリーウッドをキャディーに手渡す時のホフマンの顔を見て、この週のゴルフ観戦は満足だった。チャーリー・ブラウンそっくりだったもんね!
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