欧州ツアーに上がってプレイし始めて、自分を見失い始めたんです。どうやって上がったか、ということを忘れ始めるんですね。それで、また取り戻していって、このツアーに上がるためのことを普通にできるようになる。それがキーです。
それはただ、一試合一試合、一打一打、ということ。間違ったことをしていないのを確かめながら、すべてにおいてプロフェッショナルにやる、ということにすぎないんですけどね。この優勝は僕のキャリア最大のものではないでしょうけど、少しお祝いしてもいいだろうと思っています。
“When you start playing on the European Tour you start to lose yourself, you lose how you got out here in the first place and to then find yourself again and do the things you do to normally get on the Tour is key.
“It’s just one tournament at a time, one shot at a time and just make sure I do the right things and be professional in the way I do everything. I’m sure this evening’s probably not going to be the most professional moment of my life but there’s nothing wrong with having a bit of celebration.”
Embed from Getty Images
2016年正月、アマチュア時代から競い合った親友でありライバルのブランドン・ストーンが欧ツアーに上がってすぐ、母国のメジャー、南アフリカオープンに優勝した。発奮したに違いないポーティウスも翌週のジョバーグオープンに勝った。
Embed from Getty Images
ストーンは順調に活躍を続けて年末のアルフレッド・ダンヒル・チャンピオンシップにも勝って世界ランキングを上げ、アメリカでの幾つかの試合も含めて世界舞台で戦っている。ポーティウスは210人の大フィールドのジョバーグオープンを勝ち抜きはしたが、スイング改造に取り組んでいたこともあって、その後芳しい成績が出せなかった。夏には7週7試合連続カット落ち。暮れから年初の6連続カット落ちもあった。しかし、地道な努力は実る。2017年8月末のデンマークで6位タイ。そして翌週のチェコマスターズで逆転優勝を遂げた。
*
「地道な努力」とは言い古された感があるが、やるかやらないかで結果は違うことは間違いない。冒頭の言葉もその変形だろう。辛気臭いが重要なことを、若いプレイヤーが実践して確かめてくれるのを、我々は時々見て、感心して、見倣ったり改心したりしなければいけないのだな。
生中継の最後の勝者インタビューでの言葉だが、私は同時通訳をうまくできなかったので(ゴメンナサイ)、あらためてここでご案内する次第です。次回はもっとニュアンスを伝えられるように頑張りますので、GOLF CHANNELでの欧州ツアー中継を、今後とも宜しくお願いします。
ヘイドン・ポーティウスのファンも増えるだろうと思うので、少しプロフィールをご案内。
Embed from Getty Images
南ア・ヨハネスブルク出身、23歳(1994年7月8日生まれ)。178cm 80kgs
2012年、2013年南ア・アマチュア・ストローク選手権連覇。2012年10月、松山英樹、ジャスティン・トーマス、トーマス・ピータース、ポンタス・ヴィドグリエンも出ていたトルコでの世界アマチュア・ティームチャンピオンシップでは、Bストーン、Zロンバードともに出場していた。19歳になったばかりの2013年8月プロ転向。南ア・サンシャインツアー2014年シーズンのルーキーとしてトップ5フィニッシュ8回。
2015年4月、欧州2部ツアーであるチャレンジツアーのケニアオープンにスポンサー招待で出て、ブランドン・ストーンとのプレイオフを制して優勝。ストーンに1打差で最終日に入り、出だしのバーディーで追いついて両者譲らない展開。プレイオフ1HめP4の12番ホール306YでTSをGに乗せて2m強につけ、イーグルを決めて劇的な初優勝を飾った。
その2015年はチャレンジツアーからの昇格は逃し(20位)、Qスクールも44位に終わったが、サンシャインツアーと欧州ツアーの共催イベントであるジョバーグオープンでチャンスをものにしたわけだった。
Embed from Getty Images