“プラスフォー(plus fours)”とは「4インチのゆとり」の意。ゆったりとしたニッカーボッカーズの俗称で1920年代から30年代の男性ゴルファーに流行しました。ひざ部分に4インチ(約10cm)のゆとりが持たせてあることからそう呼ばれ、そのゆとり部分がひざの上にかかり、ゴルフのスウィングに適するとされました。この言葉がよく使われたのは、プラスフォーがゴルフの上手な人の代名詞にもなりえたからです。ゴルフのハンディーキャップは、通常の基準打数に対して、およそいくつで回れるか、ということから算出される数字です。たとえば基準打数が72のコースなら、90を切れるくらいのスコアで回れるプレイヤーのハンディーキャップは15くらいになります。細かい算出方法は別稿に譲りますが、そのハンディーキャップを実際の打数から引き算して、競技相手と照らし合わせて勝ち負けを競います。そこで、プラスフォーはハンディーキャップが+4であることも意味するので、つまりこのニッカボッカを履いているプレイヤーはハンディーキャップの+4ほどの力量、基準打数72のコースでは68で回ってくるようなプレイヤーである、というような意味を暗に含ませて使うことができるというわけです。
