エジュケイテッド・スライス (An Educated Slice)

educated slice

(ちえっ!)
(ボクのは“教育を受けたスライス”なんだけど、まだ小学3年生レベルだな・・・)

 

英語に“an educated guess(エジュケイテッド・ゲス)”という表現があります。当て推量でなく、知識と経験を動員した推測という意味で、「まったく根拠がないわけじゃないよ、少しは考えた」というニュアンスが入る表現です。

さて、ゴルフのミスショットであるスライスにも2種類。突然飛び出す過失犯的スライスと、スライスを打ちたくはないのに、スライスになると半ば自覚していながら打つ故意犯的スライス。あるいは、レッスンを受けたたことがなく練習もしていない初心者にありがちなスライスと、スライスを矯正するための練習を積んでいるのに出てしまうスライス。

スヌーピーの作者であるアメリカのチャールズ・シュルツは後者を「エジュケイテッド・スライス(an educated slice)」と呼んで1966年に描いた作品の中で使い、後年、ゴルフにまつわる作品をまとめた一冊のタイトル(1990年出版)にもしています。

 

“educated”の直訳は「教育を受けた」。その意味合いが“But it went to the third grade!(でも小学3年生まで行っただけなんだ)”につながります。

スライスを直す努力をしてきていることを言いたいのですが、成果が上がらないのか、途中で諦めたのか、というところ。もっと学年が上がれば、大けがをしないスライス、コントロールされたスライス、になるのでしょう。

曲がり方はただのスライスと大差ないかもしれないし、当人は悲観的、絶望的である可能性も高いわけですが、そこをシニカルに処理してプレイを続けていくためにきわめて有効な言葉ではありませんか。「たしなみのいいスライス」とでも訳して、日本でも使いたいダファー用語ですね。

An Educated Slice
An Educated Slice.(1990年).
ゴルフ選り抜き集。16ページに及ぶ描き下ろしのカラー作品も収録されている。

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