痛快! マッチプレイのスリル

ワールドスーパー6・パース(2017年)

 

ラムフォードは去年、R2D118位に終わり欧ツアーの年間出場権を失っていた。通常のストロークプレイにないスリルというなら、初日に一打差首位タイ、二日目に2打差の単独首位、そして三日目に5打差の単独首位と築いてきたリードが、マッチプレイに入るところで消えてしまったことだったろう。それでもラムフォードは4つのマッチを勝ち抜いて見せた。

 

マッチプレイでは何が起こるかわからない。その証拠がファイナルの対戦相手のパチャラ・コンワットマイだった。三日目が終わってマッチプレイに進む24人を決めるとき、ラムフォードからは9打差の8人から5人を選ぶプレイオフをやって、3ホール目に最後の一人として生き残ったのがこのコンワットマイだ。いわば最下位の彼が、6ホールのノックアウトマッチが始まるや、香港オープン・チャンピオンのサム・ブラゼル、ルーカス・ハーバート、マシュー・ミラー、ジェイスン・スクリブナーと、オーストラリアの猛者たちをバッタバッタと切り倒していった。

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「プレイオフでマッチプレイに進めただけですごく嬉しかった」

決勝で負けた後、そう言っていたのはいかにも17歳らしかったが、無欲の快進撃は見ていて痛快だった。かたやラムフォードの方は、負けたら欧ツアー復帰のチャンスが水の泡だとか、これまでのいくつかのスランプや39歳という年齢や5歳になってる双子の娘たちのことだとかを、あれこれ考えてしまったに違いない。

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*試合形式の工夫(2011年)

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