英語ゴルフ用語

ace ティーショットをホールに入れることhole in one, もっとも早期の文献は1926年12月号のGolf Illustrated誌(THDGT), eis, エイス, 名詞他動詞, THDGT(Peter Davies:The histrical dictionary of golfing terms: From 1500 to the present. UK, 1993)
aced it 「Ace(エイス)」はホールインワンの別称だが、パー4,パー5でティーショットが素晴らしい当たりをして飛距離を稼ぎ、絶好の位置に飛んだことをもいう。「いまのは今日のエースだ」, エイス
address スタンスをとってボールを打つべく身構えること, 1867年の文献に初出(THDGT)。「address the ball:ボールにアドレスする」「address a short putt:短いパットにアドレスする」「in my address position」「at address」。ルール上の定義1:プレイヤーが「ボールに対してアドレスした」と見なされるのは、スタンスをとりクラブを地面につけたときである。ただしハザード内ではスタンスをとったときにそう見なされる。, 「address the ball:ボールにアドレスする」「address a short putt:短いパットにアドレスする」「in my address position」「at address」, , アドレス, , 他動詞名詞, THDGT(Peter Davies:The histrical dictionary of golfing terms: From 1500 to the present. UK, 1993)
advice ゲーム中のプレイヤーに対して、プレイに関する助言をすること。助言。 1824年の文献に初出(THDGT)。ルール上の定義2:「advice」とは、プレイヤーが自分のプレイを決定すること、すなわちクラブ選択やストロークの方法に影響を与えうる、すべての助言、示唆を指す(ルール9条1項a)。プレイヤーがadviceを与えてもよい、もしくはadviceを求めてもよいのはそのプレイヤーのパートナー、あるいは自分のサイドのキャディーだけである。, , アドヴァイス, , 名詞, THDGT(Peter Davies:The histrical dictionary of golfing terms: From 1500 to the present. UK, 1993)
aggregate 複数回のラウンドにおけるストローク数の合計、またはパートナーである者同士のスコアの合計, 複数回のラウンドにおけるストローク数の合計、またはパートナーである者同士のスコアの合計。「aggregate (of a stroke score):合計ストローク数」1887年の文献に初出(THDGT)。, 「aggregate (of a stroke score):合計ストローク数」, , UK全般, 形容詞名詞, THDGT(Peter Davies:The histrical dictionary of golfing terms: From 1500 to the present. UK, 1993)
air shot 打とうとしたのにボールに当たらなかったこと。whiff(空振り)の同義語。air ball(エア・ボール)とも言われる。fresh air(フレッシュ・エア)も使われるが「いい風が来た、涼しいね」「エア・ボールが300ヤード飛んだ」というようにからかったり自嘲したりする時に使われる。エア・ショット, 空振り, a whiff, 1967年の文献に初出(THDGT)。THDGT(Peter Davies:The histrical dictionary of golfing terms: From 1500 to the present. UK, 1993)
airmailed the green グリーンを狙って打った球がグリーンを超えて飛びすぎたときにいう。「エアメールしちゃった」。エアメール
albatross あるホールでのスコアが規定打数より3打少ないことdouble eagle,  Webster Evance 編「Encyclopaedia of Golf(1971)」に初出。「Henry Cotton History of Golf(1975)」に「double eagle」の補足として記載(THDGT)。Gary McCord:Golf for DUMMIES(2nd ed., Hngry Minds Inc., NY, 1999.) および、Duncan Swift:The Golfers Reference Dictionary Illustrated(Schaefer’s Publishing, MI, 1999.)でイギリスの言葉であると紹介。史上もっとも有名なalbatrossは1935年のマスターズ最終日のGene Sarazenによる、15番485ヤードパー5の2打目か。その一打で首位に並び、翌日の36ホールプレイオフでCraig Woodを破った。名詞, THDGT(Peter Davies:The histrical dictionary of golfing terms: From 1500 to the present. UK, 1993)
all square square, 名詞, THDGT(Peter Davies:The histrical dictionary of golfing terms: From 1500 to the present. UK, 1993)
amateur プレイすることによって金銭的利益を得ることのないゴルファー, 1853年の文献:R&A所蔵のAllan Robertsonのアルバムの中の新聞切り抜きに初出(THDGT)。他のスポーツと同様に、ゴルフにおいても19世紀半ばにプロが出現してからamateurismの考え方には議論が多い。amateur statusに関しては現行のルールがある。, , UK全般, 名詞限定形容詞(属性・性質を表す), THDGT(Peter Davies:The histrical dictionary of golfing terms: From 1500 to the present. UK, 1993)
American ball USGAはボールの規格を直径1.68インチ以下、重量を1.62オンス以下と定めた。その後イギリス、日本、オーストラリアでのプロの競技やナショナル・オープンで採用されるに至った。THDGT(Peter Davies:The histrical dictionary of golfing terms: From 1500 to the present. UK, 1993)
amphitheater 古代ローマの円形劇場, 1977年の文献に初出(THDGT),名詞限定形容詞(属性・性質を表す), THDGT(Peter Davies:The histrical dictionary of golfing terms: From 1500 to the present. UK, 1993)
approach putting greenの外からそこに乗せるべく、あるいはホールを目指して打つこと、またはそのショットapproach shot, 1867年の文献に初出(THDGT)。approach shotは1990年の文献に初出(THDGT)。他動詞自動詞名詞, THDGT(Peter Davies:The histrical dictionary of golfing terms: From 1500 to the present. UK, 1993)
approach putt ホールに入れるというより、むしろ近くに寄せることを狙った長いパット(long putt)approach putting, 1890年の文献に初出(THDGT)。THDGT(Peter Davies:The histrical dictionary of golfing terms: From 1500 to the present. UK, 1993)
apron putting greenを取り巻く狭い区域を指し、芝の刈り高はgreenよりは長いが、fairwayより短くしてある部分。, 1950年の文献に初出(THDGT)。名詞, THDGT(Peter Davies:The histrical dictionary of golfing terms: From 1500 to the present. UK, 1993)
architect ゴルフコースの設計者, 1912年の文献に初出(THDGT)。THDGT(Peter Davies:The histrical dictionary of golfing terms: From 1500 to the present. UK, 1993)
architecture ゴルフコース設計についての理論と実際、あるいはそのコースにおける設計の方法、様式, 1907年の文献に初出(THDGT)。THDGT(Peter Davies:The histrical dictionary of golfing terms: From 1500 to the present. UK, 1993)
attack ホール、またはコースを計画的にプレイすること。とくに攻撃的にプレイすること。, 1931年の文献に初出(THDGT)。, , , 他動詞, THDGT(Peter Davies:The histrical dictionary of golfing terms: From 1500 to the present. UK, 1993)
away ボール、あるいはそのプレイヤーがホールからより遠い、あるいは最も遠い位置にある状態, 1913年の文献に初出(THDGT)。ゴルフ作家のBernard Darwinは「イングランドから(アメリカに)来た者にとっては『Who’s away?』が『Who’s play?(誰の番だい?)』という意味であることを理解するのに、一日か二日かかる」と記していることからアメリカ発祥の用法。無口で有名なBen Hoganの好きだった言葉だったという小話がある。同時代のプロ、Jimmy Demaretは無口だと言われるHoganと一緒にプレイした後で、「私にはよく話しかけてくれたよ」「すべてのグリーンに上がったときに必ず『You’re away.(君からだな)』って言ってたよ」*Dawson Taylor:How To Talk Golf.(Barricade Books Inc., NY, 1999), , アメリカ, 形容詞, THDGT(Peter Davies:The histrical dictionary of golfing terms: From 1500 to the present. UK, 1993)
Back1 teeing groundの後部。ホールから最も遠い位置を意味する。back tee, 1931年の文献に初出(THDGT)。形容詞 adjective, THDGT(Peter Davies:The histrical dictionary of golfing terms: From 1500 to the present. UK, 1993)
Back2 後半の9ホールthe back nine holes:back nine, play back, the back, 1969年の文献に初出(THDGT)。形容詞 adjective副詞 adverb名詞 noun, THDGT(Peter Davies:The histrical dictionary of golfing terms: From 1500 to the present. UK, 1993)
backspin 飛んでいるボールの進行方向に対する逆回転back-spin, 1890年の文献に初出(THDGT)。名詞
backstroke backswing, 1964年の文献に初出(THDGT)。名詞
backswing クラブを後方へ動かし、downswingの始まる切り返しまでの動作。, 1915年の文献に初出(THDGT)。名詞
baff ボールの後ろの地面を打つ、あるいは地面をこすること。廃語, 1857年の文献に初出(THDGT)。baffing-spoon, baffy-spoon, baffy, スコットランド語。スコットランドの古語で「何か柔らかい物で打つこと」を意味するbaffを語源とする。The Scotish National Dictionaryによれば、フランドル語(Flemish)のbaf(人の顔をぴしゃりと打つこと)と関係あり。, , , 他動詞 、自動詞
baffing-spoon 各種spoonの中ではもっとも短く、(シャフトが)硬く、そしてロフトが大きいウッドで、おもにアプローチに使われた。baffy-spoon, baffy, 1862年の文献に初出(THDGT)。baff参照。名詞
baffy 1)比較的ヘッドが小さく、ロフトの大きいウッド。baffing-spoonから発展して20世紀にはいるまで使われた。2)4番ウッドの異称。, 1)1890、2)1972年の文献に初出(THDGT)。, baffing-spoonより。, , UK全般, ,
bag1 クラブを運ぶための入れ物。帆布、皮革、あるいは人工素材ででき、肩にかけるためのストラップや小物収納部がついている。golf-bag, 1897年の文献に初出(THDGT)。
bag2 比喩的に、そのプレイヤーの全クラブを指したり、あるいはそのプレイヤーのなし得るショットのレパートリー(力量)を指す。bagful, 1897年の文献に初出(THDGT)。in my bag,名詞
bail out そのホールにおけるティーショットのミスなどの厳しい状況を、アプローチ、パッティング、またはその両方によってしのぐこと。, 1962年の文献に初出(THDGT)。成句
balata バラタの樹液からつくるバラタゴムから抽出される硬くて弾性のある物質。糸巻きボールのカバーに使われる。, 1929年の文献に初出(THDGT)。西インド諸島原産の熱帯樹バラタ(ノキ)。アカテツ科Manikara bidentata。Spanish balata, Carib balata。, ba-la-ta, , 名詞
bald eagle* 髪の毛ほどの差でイーグルを逃すこと。「禿鷲(はげわし)」, ボールド・イーグル。初出不明
ball 1)ゴルフで使用される硬くて弾性に富んだ球体。golf ball, 2)プレイされているボール。またはショットのこと。, 1)1506年の文献に初出(THDGT)。2)1858年の文献に初出(THDGT)。木製ボール、皮革に羊毛を詰め込んだボールをへて、17世紀には皮革のカバーに煮た羽毛を詰め込んで用いた。1848年にgutta percha 、またはgutta perchaと他の物質を混ぜてつくったボールが生み出され、1900年にはコアに糸ゴムを巻き、バラタをカバーとしたボールがつくられるようになった。現代では合成ゴムの他、人工素材が使われる。通常は白色で、表面に数百のへこみがつけられている。名詞
ball is wet ウォーター・ハザードへ飛んだ球。「これはウエットかな」, ボール・イズ・ウエット
ball-washer ボールを洗うため、ゴルフコースに設置される装置。1929年の文献に初出(THDGT)。
ballmaker ボール製造者ball-maker, 1761年の文献に初出(THDGT)。名詞
balloon shot 気球が上昇するようにまっすぐ上に飛ばしてしまうこと。結果として距離は出ない。「バルーンしちゃった」, バルーン
banana ball 甚だしいスライス。1962年の文献に初出(THDGT)。名詞
Bandits/golf banditry banditは一般に「追い剥ぎ、無法者、強盗」の意。そこから試合、コンペに勝つために大きなハンディーキャップを維持しようとするアマチュアのこと。
bank shot グリーン周りのアプローチで、急なのぼり傾斜にぶつけてバウンドさせて乗せる、または転がしあげるショット。, 1922年の文献に初出(THDGT)。名詞
bap-headed 初期のいわゆるロングノーズ・ウッドよりも丸い形状でフラットなヘッドの。19世紀から20世紀初頭にかけてのウッドクラブのヘッド形状。1897年の文献に初出(THDGT)。, bap(p)はスコットランドで朝食に食される柔らかい巻きパンのこと。形容詞
barranca スペイン語の話される土地ではゴルフコースにおけるハザードとなる峡谷や水流を指して言う。, 1897年の文献に初出(THDGT)。スペイン語で峡谷を意味する。名詞
baseball grip 手が重なったり絡ませたりすることなくクラブを握るスタイル。, 1906年の文献に初出(THDGT)。
belly the ball アイアンのリーディングエッジでボールのほぼ中央(赤道)を打つこと。結果として低く飛び、距離も出てしまう。「わざとベリーを打つ」,ベリー
bend 1)ボールに横回転を与えて曲げるショットを打つ。2)横回転によって曲がる。3)横回転によるショットの曲がり。, 1)1977、2)1977、3)1965年の文献に初出(THDGT)。, , , 他動詞 v.transitive自動詞 v.intransitive名詞 noun,
bent 1)おもにスコットランド語として。ゴルフコースにおける丈の長く葉の粗い草の塊、茂み。2)Agrostis属の芝。ユーラシア大陸北部、および北米の湿潤な地域の原産。多様な改良種がゴルフコースに使われている。耐寒性があり、損傷からの回復力が早く、また短く刈ることができる。, 1)1979、2)1930年の文献に初出(THDGT)。スコットランド語を起源とする。スコットランドの古語であるbent、あるいはbynt(目の粗い草、荒れた土地の牧草)から。スコットランド
Bermuda ヨーロッパ南部原産で、世界中の温暖な地域に広まった。ベントの生育しないゴルフコースで使われる。Cynodon dactylon, 1907年の文献に初出(THDGT)。バミューダ諸島からアメリカ南部諸州にもたらされたことから。名詞 noun
best ball 1)four-ball、またはbest-ball matchにおける二人のパートナーのよい方のスコアを指す*。2)ひとり対3人のbest-ball matchにおいて、3人の中の最良のスコア。, 1)1889年の文献には「・・・・二人のうちのthe best ballでプレイする。ゴルフは文法的に適っていると言えないときがある。the bestとはいうが、betterとは言わないのである(Alexander Lawson Letters on Golf)」という記載がある(THDGT)。ゴルフでは二人のパートナーのうちのthe best ballという言い方が長年、伝統的に使われてきた。しかし、近年では the better ballと呼ばれるようになっている。*ちなみにルールには、2人の場合はbetter ball、3人の場合はbestと記されている。2)1971年の文献に初出(THDGT)。
best-ball ひとりのプレイヤーに対して、2人、または3人がその中の最良のスコアで戦うマッチプレイの方式。best-ball match, 1976年の文献に初出(THDGT)。three-ball(1対2のマッチプレイ)、four-ball(2対2)との混同がある。名詞 noun
better ball four-ball、またはbest-ball matchにおける二人のパートナーのよい方のスコアを指す。, 1970年の文献に初出(THDGT)。
bird 1)廃語。距離の出た見事なショット。1911年の文献に初出(THDGT)。2)a birdie 1929年の文献に初出(THDGT)。(1)の意味では19世紀のアメリカにおける俗語としてのbird(卓越した、あるいは素晴らしい物、または人物)。ゴルファーは見事なショットを評して「flew like a bird(まるで鳥のように飛んだ)」と用いたことも含め、現在のbirdieという言葉の直接的語源となっている。, (1)の意味では19世紀のアメリカにおける俗語としてのbird(卓越した、あるいは素晴らしい物、または人物)。ゴルファーは見事なショットを評して「flew like a bird(まるで鳥のように飛んだ)」と用いたことも含め、現在のbirdieという言葉の直接的語源となっている。アメリカ, 名詞 noun
bird’s-nest 草の中に深く埋まっているライ, 1971年の文献(THDGT)。, a bird’s-nest lie in the rough, , , 名詞 noun限定形容詞(属性・性質を表す)attributive,
birdie 1)そのホールにおけるパーよりも一打少ないスコア。2)(現在分詞形で)birdieing、ときにbirdying:あるホールをパーよりも一打少ないスコアで終えること。3)birdie in:バーディーでホールアウトすること。アメリカ語のbirdより。語源については諸説ある。アメリカのコース設計家A.W. Tillinghastが使い始めたとも言われている。H.B. Martin著『Fifty Yaers of American Golf(アメリカン・ゴルフ50年史)』には「俗語である‘birdie’の由来は1899年に遡る。Ab Smithはつぎのように語っている。『・・・私のボールは・・・カップから6インチのところに止まった。私は‘that was a bird of a shotいまのショットはまさにバードだね)’と言った・・・あるホールをパーより一打少ないスコアでプレイしたときには二重の報酬を受けるというのはどうだろうと、私は提案した。他の2人が同意したので我々はすぐに採用し、次にそれが来るや‘birdie’と呼んだ』」との記述がある。
birdie territory 1)Bernard Darwinは1913年のエッセイの中で「イングランドから(アメリカに)来た者にとっては“birdie”が、そのホールをパーよりも一打少ないスコアで終えたという意味であることを理解するのに、一日か二日かかる(Country Life)」と記している(THDGT)。ちなみに、A.W. Tillinghast自身が使っているのは1915年の文献(THDGT)。2)1956年の文献(THDGT)。3)1962年の文献(THDGT)。He birdied in from 20 feet on the clubhouse hole. アメリカ, 名詞 noun他動詞 v.transitive,
birdieable バーディーを期待して狙っていけるような距離のパット。一応、12〜15フィート(約4〜5m)くらいか。「バーディー圏内」「オレのなわばりに入ったぜ」でも。バーディー・テリトリー
bisque バーディーをとることが可能な(ホール), 1969年の文献(THDGT)。a very birdieable hole,形容詞 adjective
bite マッチプレイにおけるハンディーキャップ・ストロークのことで、それを受けるプレイヤー自身が指定するホールで与えられる。標準的なハンディーキャップの設定法とは異なる。, マッチプレイにおけるハンディーキャップ・ストロークのことで、それを受けるプレイヤー自身が指定するホールで与えられる。標準的なハンディーキャップの設定法とは異なる。全英アマの覇者であったHorace Hutchinsonの著したバドミントン叢書『Golf(1890年)』のなかに「But the bisque is a point which may be played at any moment.(ビスクはいかなる場面においてでも採用できる)」とある(THDGT)。随時、要求できるということだ。テニスからの借用語。テニスでは17世紀から使われている言葉で、そのセットにおけるいかなる時でも要求できるハンディーキャップ・ポイントを意味する。フランス語のbisqueも同様の意味で使われる。その語源は不明。, テニスからの借用語。テニスでは17世紀から使われている言葉で、そのセットにおけるいかなる時でも要求できるハンディーキャップ・ポイントを意味する。フランス語のbisqueも同様の意味で使われる。その語源は不明。[bisk], ビスク, 名詞 noun
bite 打たれたボールが着弾した際、バックスピンによって、前方へ転がらずにその場にとどまること。「バイト!」「食いつけ!」「噛め!」,バイト
blade 1)バックスピンを伴って地面に落下したボールが、その場で止まる、またはあまり転がらないこと。2)バックスピンを伴うボールが、すぐに止まる、またはほとんど転がらないような着地の仕方を指す。 1)1890年の文献(THDGT)。2)1928年の文献(THDGT)。自動詞 v.intransitive名詞 noun
blade putter 1)アイアンクラブにおいてボールを打つ部分。ホーゼルは含まない。2)アイアンクラブのbaldeのleading edgeで打つこと。1)1895年の文献(THDGT)。2)1978年の文献(THDGT)。ブレイド, , 名詞 noun他動詞 v.transitive,
blading the ball、blades アイアンクラブと同様なネックからbladeの形状をもつパター, 1962年の文献(THDGT)。ブレイド・パター, 名詞 noun
blast アイアンのリーディングエッジでボールのほぼ中央(赤道)を打つこと。ブレイド(blades)はアイアンの別称。トップしたら「いまのは、意図的にブレイドを試みたんだ」と言う。ブレイド
blaster 1)砂地において、ボールの後ろ、および下の砂を打つこと。エクスプロージョン・ショットをすること。2)blast out:バンカーからblastすること。3)エクスプロージョン・ショット、4)強打(すること)。力強いショットのこと。 1)1927、2)1978、3)1971、4)1975年の文献(THDGT)。, , , 他動詞 v.transitive自動詞 v.intransitive名詞 noun、1)1937、サンド・ウエッジ、2)1962、ドライバー,   ブラスター
blind ホール、グリーン、あるいはハザードなどがプレイヤーから見えない状況。1896。形, ブラインド
block スイングの際にインパクトでの手首のローテーション(返し)が阻まれる、または遅れさせられること。その結果、インパクト時にクラブフェースが目標に対してスクエアに戻らず、スライスやプッシュアウトにつながる。1975。他動,ブロック
blocked shot 打つ際にクラブヘッドのリリースを阻んで(ブロックして)しまったショット。右打ちのプレイヤーではフェース面が右方向を向いたままボールに当たってしまい、右に飛ぶ。ブロックしてしまったショットは、当初まっすぐ飛び出してすぐに右に曲がるボールをも生むが、それはflared Sshot(フレア)と呼ばれる。「完全なブロックだ」, ブロック
blow, blow up, blowup とくに、プレッシャーのかかる状況において、いいプレイを続けていたのに、突然崩れること。結果としてのひどいスコア。1915。自動詞、名詞として使用。blou, ブロウ
bogey 「幽霊」を表す「bogle」に由来するとされる。1880年代はじめに、イングランドのいくつかのコースでは、各ホールに目標としての「標準スコア(standard score)」がクラブのコミッティーにより設定されていた。それらはあるレベル以上の技量のアマチュアのための非形式的、非公式の目安であり、制度的に適用されるものではなかった。「標準スコア」はのちに「標準スクラッチ・スコア(SSS;standard scratch score)」「スクラッチ・スコア」とも言われた。1890年、あるいは1891年のことだが、イングランド、ノーフォークのグレート・ヤーマス(Great Yarmouth)のMajor Charles Wellmanが標準スコアのことを「a regular Bogey Man(おなじみのボギーマン)」と呼び慣わしていたと伝えられている。当時、ミュージックホールで流行っていた歌の歌詞に「Hush, hush, hush, here comes the Bogey Man,・・・He’ll catch you if he can.(シーッ、ボギーマンが来るぞ。そいつはおまえをつかまえに来るぞ)」とあった。そこから、クラブのセクレタリーを務めていた英国海軍のDr. Thomas Browneが、毎ホールを標準スコアで回る想像上の名人ゴルファーを「Bogey」と名づけた。のちに、Dr. Thomas Browneは、陸軍、海軍の軍人だけで構成されるUnited Service Club(ハンプシャー州Alverstoke)でプレイ中に、その想像上の名人の話をした。聞いていたCaptain S. Vidal (Royal Engineers)は、そんなプレイヤーこそ司令官たる人物として余人に替えがたいと主張し、「Bogey」の名は「Colonel Bogey(ボギー大佐)」となった。というわけで、「ボギー」または「ボギー大佐」はすべてのホールを標準スコアで回る想像上の人物として、アマチュアの技量の目安であり、「Bogey competition(ボギー競技会)」で出場者の対戦相手となる。1892年初出。「Bogey competition」または「Bogey play(ボギー・プレイ)」は、参加者がボギー大佐との仮想マッチプレイで各ホールをプレイし、最終的にボギー大佐に対する成績の最も良いプレイヤーが優勝するという形式の試合として、1910年にR&A 公認となったが、その後、ストロークプレイに押されて廃れていった。1892。ボギーが、ある程度の技量のアマチュアにとっての標準スコアとして各ホールの難易度を考慮して設定されたのに対して、先立って存在していた「Par(パー)」は、各ホールの距離のみに基づいて設定されるスコアの数値で、プロ、またはトップレベルのアマチュアにとっての標準とされた。理想的な気象条件下、ミスなく、まぐれなくプレイをしたときの期待スコアとして、各ホールの距離に応じて1打、2打、または3打でグリーンに乗せ、2ストロークでホールアウトしたときのスコアである。多くのコースが「ボギー(標準スコア)」と「パー」をともに設定していた。両者はほとんどのホールで同じ数値だったが、「ボギー」の方がいくつかのホールで「パー」よりも1打多く設定されているホールがいくつかあった。そのため、とくにアメリカにおけるプロやトップレベルのアマチュアたちは「パー」よりも1打多いスコアになってしまうことを「ボギー」と呼ぶようになった。現在では世界的に、各ホールでのスコアが、パーより1打多い場合にボギーと呼ぶようになっている。現在、難易度を考慮した1ラウンドの標準的スコアの名称は、英国や英国の影響の深い国々では「標準スクラッチ・スコア(SSS)」、アメリカでは「コース・レイティング(Course Rating)」である。なお、パーを決める際の基準距離は各統轄団体が目安を定めている。ナショナル・チャンピオンシップ等では競技委員会の判断で定められる。なお、現在「ボギー(bogey)」は名詞、そして動詞として使われる。複数形は「bogeys」、過去形は「bogeyed」である。ボーギ、ボウギ
bogey train 何としてもパーがとれずにボギーの続いてしまう状態。「ボギー・トレインから抜け出せて良かったね」, ボギー・トレイン
bogeyland そこに打ってしまうとボギーになる危険性の高い場所。「もう少しでボギーランドに入るところでしたね」, ボギーランド
bolt 力強く、素早いパット、またはショットでホールアウトすること。他動詞、1853。ボウルト
borrow パッティングの際には、ホールまでの直線的な方向に対して、あらかじめ想定した曲がり幅の分だけ違う方向を狙って打ち出すことになる。borrow(ボロウ)はその曲がり幅の大きさを意味する。一般英語では「借用する」という意味だが、1)「傾斜による曲がり幅を考慮して、高い方に打つ」という動詞、また2)「曲がり幅」を指す名詞、として使われる。1858年初出。スコットランド語に由来し、「戻すことを意図しつつ、ある物をとる」という意味合いで使われたことから、ゴルフの専門的語義として残ったと考えられている(THDOGT)。傾斜の高い方に打てば低い方に戻って来るという物理について、「高さという位置エネルギーを借りる」と表現したと言える。現在では、横風の影響を受けるショットについても使われ、打ち出す方向をその分だけずらすことにも使われるので、ゴルフがまさに自然の要素と一体になってプレイされるスポーツである証とも言うべき用語である。ゴルフでの表現としては「傾斜と順目を計算して、右に30cmのボロウをとる」とか、「左からの横風なので10ヤードのボロウを見込んで、グリーンの左端を狙って打つ」「もっとボロウをとればよかった」といったような使い方をする。同様な意味のborrowの用法は、同じくスコットランドで親しまれてきたカーリング(Curling)でも以前は使われており、氷上に細長く設定したリンクで20キロ弱の大理石(curling stone)を目標で止まるように滑らせていく際に、氷面の起伏や、競技相手のストーンを避けるよう滑り出しの方向を調整することをborrow(ボロウ)と表現した。カーリングの歴史はゴルフのそれとほぼ重なることから、両者が共通の用語をもつのも不思議ではない。カーリングもゴルフも大陸ヨーロッパに発祥し、16世紀にはローカントリーズ(現在のオランダ、ベルギー)で盛んに行われ、その頃にはすでにスコットランドへ伝えられて現在につながるゲーム形式として発展していた。カーリングも17世紀前半のスコットランドではゴルフやアーチェリーと同じように人々に親しまれており(M. H. Adamson’s poem The Muses Threnodie)、19世紀にはスコットランド人でカーリングをしない人はいないといわれるほどに盛んになったスポーツである。ボロウ
bounce 1)アイアンヘッドのソールの膨らんだ部分。リーディングエッジより下方に出る部分。「バウンスがある、ない」「フェイスを開いてバウンスを使う」。2)地面等に着弾したボールが弾むこと。breakと同義。バウンス
bramble キイチゴ(blackberry)をさす言葉だが、ガッタパーチャ時代後期からラバーコア糸巻き時代の初めに、ボールの空力特性をよくするために成形過程でボールの表面につけられた小さなくぼみの呼称となっていた(1902)。pimple(にきび)とも呼ばれた。現在ではdimple(えくぼ)。ブランブル
brassie, brassy 1980年代、1890年代にさまざまなロフトのウッドクラブにつけられた真鍮のソール・プレートを指す(1881)。ロフトがドライヴァーより大きく、スプーンより小さいウッドで真鍮のソール・プレートのつけられたものを指して呼んだ(1890)。2番ウッドの別名(1948)。ブラッスィー
break (break;/br k/):動詞としての壊れる、砕ける、崩れる、破れる、切れる、裂ける、折れる、あるいは、ほどける、解ける、くじける、衰える、弱る、といった和訳語自体がグリーンのみならず、いろいろなショットの際に使えるボキャブラリーですね。弾道や球の勢い、何かに当たって方向を変えるときにも使います。名詞としても同様です。動詞としては、ある数字よりも小さいスコアであがることをも意味します。たとえば、パーを下回る、100を切る、と言ったときにbreakを使います。
British ball かつてR&Aの規格であった直径1.62インチ以下、重さ1.62オンス以下のボール。アメリカで使われていたボールより小さく、距離が出た。ブリティッシュ・ボール
brogue 古スコットランド語でspike(スパイク、大釘)を意味するbrogを語源とするスコットランド語。木製の柄のついた先のとがった鉄の器具で、フェザリー・ボールを作る際に、煮た羽毛を羊皮のカヴァーに詰め込むために使われた(1743)。
bulger ウッドクラブ、とくにドライヴァーで、クラブフェースがわずかに凸状になったものを指す(1890)。バルジャー
Bump and run グリーン周りからのアプローチの際、グリーン面でなく手前に着弾させてバウンドさせてグリーンに乗せる、または転がしあげること。
bunker スコットランド語でchest(大型の収納箱)、あるいはbox(箱)を意味する言葉で、転じて「リンクスランドにおける小さくて深い砂の穴」を指すようになった。古スコットランド語でもbonker、またはbunkerとつづられてchest、boxを指し、おそらくはスカンジナビア語由来と考えられている。ルールではハザードと位置づけられ、19世紀はじめの文献に見出される(1812)。19世紀終盤から20世紀序盤にはハザード全般を指す呼称でもあった(1893-1936)。また、バンカーに打ち込む、ボールがバンカーに入る、という意味で動詞としても使われる(1852,1899)。過去形のbunkeredはバンカーに入っている状態を意味する形容詞としても使われる(1899)。バンカー
buzzard そのホールのパーに対して2打多いスコアを意味する。コンドルなどの猛禽類、あるいは俗語で食事に出された鶏や七面鳥、あるいは年老いた男性、とくに意地悪な老人*を指す言葉だが、バーディー、イーグルの連想から20世紀前半には使われていた(1927)。*Richard A. Spears:NTC’s Dictionary of American Slang and Coloquial Expressions. 1989, バザード
bye 1)マッチプレイにおいて決着がついた際、残っているホールを指す(1892)。bye hole(バイ・ホール)とも言われる。18ホール・マッチなら最大で8ホールとなる。バイ・ホールをあらたなマッチとしてプレイしていくとき、bye-bye、bye-bye-byeがあり得る。滑稽な表現として最終ホールが残った場合をbye-bye-bye-byeと呼ぶこともある。2)また、トーナメントにおいて、マッチプレイの組み合わせの際に、参加者数が奇数である場合に使われ、1回戦で対戦相手のいないプレイヤーはbyeとなって、またはbyeを得て、2回戦に進むことになる。バイ
caddie master, caddy master キャディー管理のためにゴルフクラブ、またはコースが雇用した者(1907)。キャディー・マスター
caddie, caddy 18世紀のスコットランド語でcaddie、またはcadieは、「使者(messenger)、使い走りの少年(errand-boy)」を意味し、しばしばcadと短縮されて使われた。古スコットランド語に遡るとcaddie、cadie、またはcaudieは「軍隊の見習い兵(army cadet)」を意味し、フランス語のcadet(年少の子弟、見習い兵)を語源としている。この語源的意味にはいくつかの点で説明が必要である。(1) フランス語のcadet:17世紀のフランスにおいては、貴族の子息は年若いうちに辞令なしに軍隊で士官候補生として従軍するのが慣わしとなっていたため、「年少の子弟(younger son)」が「見習い兵(army cadet)」を意味するにいたり、欧州各言語に借用され取り入れられている。(2) 17世紀の古スコットランド語においてはcaudie、cadie、またはcaddieとなり「従軍している年少のジェントルマン」を意味していた。(3) 18世紀のスコットランドにおいて、エジンバラをはじめとするいくつかの都市には、臨時雇いの便利屋(odd-job man)や伝令配達人(messenger)がおり、街頭で客待ちをしていた。彼らはギルドやソサイエティをつくり、ルールを定め、キャプテンを選ぶなど、同時代に形成されていたジェントルマンズ・クラブを模倣した仲間組織として活動していた。興味深いことに、スコットランド生まれの作家、T・G・スモレット(Tobias George Smollett;1721-71)の『Humphry Clinker(1771、1902復刻)』のなかに、そうしたフリーランスの働き手たちによるソサイエティ、あるいは会社組織のメンバーが自分たちを「caddies」と呼んでいる様子が描かれている。正確には不明な点が残るが、おそらくは彼らの多くが元兵士であり、定常的に雇用されている使用人たちと違って「ジェントルマンであり、フリーランサー、下仕官である」ことを言わんがために、半ば面白がって自分たちをcaddiesと呼んだのかもしれない。(4) ジェントルマンのゴルファーたちは自分にずっと仕えている下僕にクラブを運ばせたり、そのほかの世話をさせていたことは疑いない。18世紀の終盤になると、ゴルフのソサイエティやクラブでは、そのためのキャディーを雇用し始め、caddieという言葉はゴルフ界で一定の意味を持つようになって定着した。(5) しばしば引き合いに出される話に、スコットランド女王のメアリー・スチュアートがスコットランドにcaddieを導入したというものがあるが、裏づけはない。スコットランドを1568年に出てフランスでアンリ2世の王太子フランソワと結婚。フランス王妃となった後、フランソワの病死でスコットランドに戻り、そこからも波乱の25年を過ごし1587年に処刑された。下僕としてのcaddieは18世紀になるまで現れてこない。caddieというつづりはスコットランド語に伝統的で、現在も英米のゴルフ関係文献では好んで使われている。R&A、およびUSGAの公式出版物でも同じである。一方で、caddyもスコットランド語として正統的であり、少数派ではあるがかなりのゴルファーが用いている。<名詞>ゴルファーのためにクラブを運び、手助けをする人物。ルールの下にはそのゴルファーにアドバイスすることができる。<自動詞>caddieとして働くこと。caddie-bag, caddy-car, caddie-cart, キャディー
Calamity Jane ヒッコリー製シャフトのブレード・パターのモデル名で、ボビー・ジョーンズが使ったことで知られる。カラミティー・ジェーン
can 米俗語でホールのこと(1962)。ホールアウトすること。
car path, cart path おもに米国でゴルフ・カートのためにコース内に造られた舗装路(1977)。
card, scorecard ストローク・プレイの際にスコアの記載されるカード(1824)。カードに記された打数を意味しても使われる(1899)。他動詞でプレイし、結果を出すこと(1928)。カード
carpet おもに米国で、フェアウエイ(1929)、パッティング・グリーン(1956)を指して言う。
carry 1)クラブを運ぶこと。キャディーとして働くこと(1890)。自動詞。2)ハザードや障害物を越えること(1890)。動詞。打たれたボールが地面に着弾するまでの弾道、または飛行距離(1895)。名詞。キャリー
cart 1)ゴルフバッグを乗せて運ぶための2輪の手引き車。時に電動。(1976)。2)ゴルフ・カー(1968)。カート
casual water ウォーター・ハザードの一部ではないコースの上の水たまり。ルールにより無罰で救済措置が受けられる(1890)。カジュアル・ウォーター
center-shafted シャフトがクラブヘッドに接合されている部分が、ヒール端から中央よりにあることを言い、ルール上はパターを除き、禁じられている(1907)。R&Aはパターについても1909年から1952年まで禁じていた。センター・シャフト
character builder 文字通り「自信養成パット」。6フィート(約2m)ほどか。キャラクター・ビルダー
charge 1)パッティングの際に、失敗を怖れず大胆に強くストロークすること。または、無謀な強いストロークをすること。1962。2)攻撃的なプレイをして成功すること。1977。3)競技において下位プレイヤーが劇的な追い上げをみせること(1970)、またはその追い上げ(1962)。チャージ
chili dip グリーン周りでの短いアプローチの際、クラブを真上にひょいと上げて落とすように打って地面を削ってしまうことを「dipping(すくいとる)」と表現。地面を打ってボールは数十センチしか前に飛ばないケースをいう。ポテト・チップスにさまざまなソースをつけて食べるときの動作から来た表現なので、日本風に「金魚すくい」という転用はどうか。チリ・ディップ , 米俗語(1967)
chip 距離の短く、ほどほどの高さに上がる、バックスピンのあまりかかっていないアプローチ・ショット(1913)。または、そういうショットを打つこと(1910)。チップ
chip in チップ・ショットによってホールアウトすること(1977)。または、ホールに入ったチップショットのこと。チップイン
chip-and-run 落ちてから転がるチップショット。またはそういうショットを打つこと(1962)。チップ・アンド・ラン
chipper 1)チップ・ショット用のクラブ(1957)。2)チップ・ショットの技量に関してプレイヤーを指す呼び方(1978)。チッパー
chippie チップ・イン。ホールに直接入ったチップ・ショットのこと。こちらの方が品がいいので使おう。「ナイス・チッピー!」, チッピー
chiquita スライス。バナナ・ボールと同義。ジャングルのように鬱蒼たる林に打ち込んだときに使う。チキータ!
choke 野球からの借用。おもに米。1)クラブを短く握ることでスイングの弧を短くすること(1950)。choke down on〜, choke up on〜はともに同義。チョウク
choke 「息が詰まる」という意味だが、プレイ中に過度の緊張に見舞われること(1967)。野球、バスケットボール、テニスを始め米スポーツでおよそ1940年代から見られる使い方で、心身相関的な状態を指す。唾液が出なくなったり、飲み込めなくなったり、ときには実際に喉のけいれんが起きる。チョウク
chunk it ショットの際、クラブフェースがボールに当たる前に地面に当たってディヴォットをとってしまうこと。「ここでチャンクが出るなんて」, チャンク
cleek 1)細身のヘッドをもつアイアン・クラブで、ロング・ショットやバンカー、ラフから、あるいはアプローチ、パッティングと多用途に使われた。ブレードの高さが比較的低く、軽いという基本的な特徴をもつ。1842年。1890年のバドミントン叢書『GOLF』のなかでH・ハッチンスンはlong cleeks、short cleeks、driving cleeks、lofting cleeks、putting cleeksという種類をあげている。cleekのそうした幅広い使い方を紹介したのはアラン・ロバートスンであると言われる。しかし、使いこなすのは難しいため、20世紀に入ってからは徐々に廃れていった。2)1番アイアンの別名(1972)。3)比較的ロフトのつけられたウッドクラブを指す。スプーンと似ているがフェースの高さが低いもの。ハリー・バードンは1912年に「最近の流行はウッド製クリーク(wooden cleek)で、アイアン・ヘッドのクリークよりもフェース高があって、しかも幅が広いために、下手なゴルファーにとっては役に立つ」と記している(『How to play Golf』)。4)4番ウッドの別名(1977)。   スコットランド語で「鉤、柄の曲がった杖、鉤のついた杖」を意味するcleekに由来。古スコットランド語ではcleke、cleik、またはcleekで「金属の鉤(metal hook)」の意。clutch(掴む、握ること)と同族語。19世紀にはclickと綴られることもあり、A・ロバートスンはそう呼んでいた。打球音との関連であるが、そのことがこの言葉の起源ではない。アイアン・クラブを作る職人(clubmaker)はクリーク・メイカー(cleekmaker)とも呼ばれた(1979)。クリーク
click 1)打球時の音、好ましい感触を指す(1897)。2)突如として好調になることを表す動詞として使われる。クリック
club golf club。ゴルフにおいてボールを打つための多様な用具を指し、基本的に握る部分のグリップ、シャフト、そしてクラブ・ヘッドから成る。文献に見られる初出は1503-1504年版『Accounts of Lords High Treasurers of Scotland(スコットランド大蔵卿勘定書)』の2月3日付け記述で、「品目:国王のプレイのためのゴルフ・クラブ(clubbis)とボール(Ballis)・・・・42シリングス」とある。当時の国王はジェームズ4世。動詞としては、プレイヤー、あるいはキャディーが特定のクラブを選ぶこと(1962)。クラブ
cock バックスイングにおいて、手首を甲側に曲げること。1934, コック
collar apronと同義。1928。パッティング・グリーンの「襟」の意から。カラー
come back パッティングの際に、ホールを通り過ぎたパットの後にパットを行うこと。1928「返しのパット」。
come out バンカーから脱出すること。1977
common club ドライヴァーを指す言葉として18世紀から19世紀にかけて使われていた。1790, コモン・クラブ
compression ゴルフ・ボールの弾力特性。1929, コンプレッション
concede マッチプレイにおいて、相手に対して、実際には完遂されていない試合、ホール、または最後のパットを譲ること。とくに相手の短いパットがホールアウトしたものと見なすこと。1890, コンスィード
cop, cop bunker 「小山(hillock)、丘のてっぺん(top of the hill)」を意味するイングランドの方言、copに由来。現在ではほとんど使われていない表現。ハザードや障害物となる塚、あるいは盛り土を指していた。1887, コップ
couple ストローク競技において一緒にプレイしている2人のプレイヤー。1869。「二人組(ににんぐみ)」「二人連れ(ふたりづれ)」, カプル
course 1)driving courseともいう。ほぼ使われなくなった語義だが、古くからある自然のリンクスで、芝草の比較的短く、ハリエニシダやハザードのない部分を指して呼んだ。現在で言うフェアウェイ、あるいはプレイのルート、区域としての一連のフェアウェイのこと。1832。2)golf course。ゴルフのために区画された土地を指し、現在では9ホール、18ホール、あるいはそれ以上のホールから成り、明示された境界線をもつ。1862。
crack1 一流のプレイヤー、あるいはチャンピオン。1853
crack2 好調なプレイが突如として乱れること。心理的重圧のかかる場面で崩れること。1890
croquet パッティングの際、ラインに対して並行するようにスタンスをとりパットをすること。または、クロッケーを思わせるやり方でパターを構えること。1963
cross-bunker フェアウエイを横切るように配置された、一般的に細長いバンカー。1913, クロス・バンカー
cross-handed クラブの握り方として、右利きのプレイヤーの場合には、左手を右手より下側にくるように握る方法をいう。1977, クロス・ハンド
cross-hazard フェアウエイを横切るように存在するハザード。1911, クロス・ハザード
cup 1)19世紀から20世紀初めまで、コースにおける小規模な深いくぼみ、あるいは穴を指していたが、現在ではほとんど使われない。2)ホールのこと。1910。3)ホールに入れること。1969。カップ
cupped ボールがコース上の小さくて深いくぼみや穴に入り込んでいる状態。または、ボールのライが深く、ボールを覆うような状態であること。1888
cuppy ボールのライが、深くて、ボールを覆うような状態であること。カッピー
cut1 1)バックスピンのこと。H・ハッチンスン著『バドミントン叢書:ゴルフ(1890)』には「Almost every professional gets his ball to stop comparatively dead…by means of putting cut on it….(プロは皆、ボールをぴたりと止めることができる。ボールにカットを入れることによってである)」とある。2)cut shot, cut-up shotとも言い、短く、高弾道で、強いバックスピンのかけられたショット。1899。3)cut up。カットショットを打つこと。1897。4)ボールをスライスすること。1946。
cut2 1)競技会において最初の2ラウンド後に、競技者の数をあらかじめ決められた人数に減らすこと。上位プレイヤーに絞ること。1927。2)スコアが悪いためにフィールドから除外されること。3)人数を減らす基準となるスコア。cutoff score(カットオフ・スコア)。make the cut(カットにより残ること)1956。miss the cut(カットにより脱落すること)1977。
cutoff 4ラウンドのトーナメントにおいて最初の2ラウンド時点でフィールドの人数を削減する際のスコアのこと。そのスコアまでは生き残ることになる。カットオフ
D-S-P 「Dead Solid Perfect」の頭文字。狙ったとおりのショットが出たときにいう。打った本人の手応えも、スイングの様子や打音も素晴らしく、結果もよいこと。「デッド・ソリッド・パーフェクト!」「会心、快音、完璧!」, DSP(ディーエスピー)
dead 形容詞、副詞として「(ホールに)とても近い、ごく近くに」の意。また、ボールが「転がらずに止まっている状態、(ボールが落下して)そのまま動かないこと」をも意味する。19世紀半ばから。デッド
deep クラブに関して使われるとき、クラブ・フェイスの高さ、すなわちトップ(上端)からボトム(下端)までの距離が比較的長いこと。「フェースがディープである」、「ディープ・フェース」と表現される。19世紀半ばから。ディープ
deuce おもにアメリカで使われる言葉で、2打でホールアウトすること。1928年。デュース
die パットされたボールが転がるのをやめること。1927年。ダイ
dimple ゴルフボールの表面につけられた丸いくぼみ。1926年。ディンプル
divot 近年のアメリカでは、ディヴォットをとったことによって地面にできた穴、くぼみを指しても使われる例が出てきているが、もともとは、「芝のかけら、切り取られた芝の一片(a piece of turf)」を意味するスコットランド語で、古スコットランド語のdivot、devat、あるいはduvateに由来する。当時は、屋根の断熱材、あるいは燃料として用いられた(THDGT)。ストロークの際にクラブヘッドが削り取った芝片を意味し、19世紀には使われていた。ディヴォット
dogleg 大きく曲がっているフェアウエイが、またはそうしたフェアウエイのあるホールの事を指す。1902年のGolf Illustrated誌(8月15日号)に次のような記述がある(THDGT)。「This hole has been criticized by some on the ground that the player cannot play straight for the hole, the line for which is rather like a dog’s hind leg.(・・・・プレイしていくラインが、まるで犬の後ろ足のようだと・・・)」また、H・ハッチンスンは1908年に「With a “dog-leg” bend to the right it will make this seventeenth a two-shot hole.(『犬の脚』のごとき右曲がりが、この17番ホールをトゥー・ショット・ホールにしている)」と書いている。おそらくは20世紀に入る前後に使われたこうした表現が、ゴルフ用語となっていったと考えられる。60年代以降はホールを主語に、動詞としても使われる。ドッグレッグ
dormie スコットランド語。dormyともつづられる。マッチプレイにおいて、優勢なサイドのアップ数と予定されている残りのホール数とが同じであるとき、そのサイドを指して使われる。19世紀半ばの文献に見られる。勝ち越しホール数(アップ数)が残りのホール数と等しいとき、そのサイドを「ドーミー」と呼びます。ドーミーとなったサイドは残るホールで勝つか、ハーフにすればマッチをものにすることになります。ドーミーは負けがなくなった状態なので、相手サイドはいわば「死に体」にも思える。1999年米ブルックラインでのオラサバルとレナードのシングルス、4ダウン、のこり7Hからオールスクエアにしたレナードが、17番で14mのバーディーを決めてライダーカップ奪還を決めるドーミーとなった。歓喜した米サイドがグリーン上になだれ込み、その後でオラサバルは7mのバーディーパットを入れることができず、まさに踏みつけられて息も絶え絶えに見えたが、さすがその年のマスターズ・チャンピオンは最終ホールをものにしてマッチはハーフ。ドーミー相手でも引き分けにできることを忘れてはならない。ドーミーは少なくとも19世紀からスコットランドで使われていたゴルフ用語で、語源は不明。スコットランドの言葉にはフランス語の影響を受けているものも多いことから、ドーミーについても、「眠る(to sleep)」の意のラテン語dormireに由来する古フランス語dormirから派生したという説あり*。プロの始祖と言われるセント・アンドルーズのアラン・ロバートソンの1850年の日記の記述では「負けることのなくなった局面」の意味で用いられている。この用例に限定するならば、ホール数の決まっているマッチの場合にのみ用いる言葉ということになる。通常、マッチプレイはルールブックに言う「正規のラウンド(stipulated round)」での勝負で18ホールが基準だが、各試合により委員会が決定する。 勝者決するためエクストラ・ホールに入る場合には用いないほうがよいと思われる。
double-bogey そのホールのパーより2打多いスコア。動詞としても使われる。ダブル・ボギー
double-eagle そのホールのパーより3打少ないスコア。ダブル・イーグル
down 1)マッチプレイにおいて劣勢であること。自分の勝ったホールの数が、相手に取られたホール数より少ない場合、その差を言うときに、たとえば「スリー・ダウン」というように使う。2)「ホールに入れる」の意の副詞。ともに19世紀からの用法。ダウン
downhiller 下り坂になるショット、パット。ダウンヒラー
downswing スウィングのトップからインパクトまでのクラブを動かす動作。ダウンスウィング
draw 1)右打ちのプレイヤーなら、右に出て左へ曲がってくるようにボールに横回転を加えながら打つこと。左うちでは逆になる。かつてはhook(フック)と同義語であったが、現在ではフックが急激に大きく曲がることを意味するのに対して、draw(ドロー)は曲がり幅の小さく、よりコントロールされた弾道について使われるようになっている。19世紀前半から。2)名詞では、右打ちのプレイヤーなら、右に出て左へ曲がるコントロールされた弾道を指す。3)「抽選」の意から、競技会の際に対戦相手、または同伴競技者の組み合わせを指す。ドロー
drive 1)最大の振り幅でストロークすること。一般的にはプレイヤーが最大のパワーで打つこと意味し、とくにティーショットにおいて、ドライヴァーを用いて打つことを指す。名詞としても使われる。17世紀の文献にすでに見られる。2)ティーショットをグリーンへ乗せること。3)drive off(ドライヴ・オフ)。とくにゲームの開始のティーショットを打つこと。19世紀から。4)「drive (oneself) in」はゴルフクラブのキャプテンに就任する者が儀式的にティーショットを打つことを意味する。ドライヴ
drive-and-pitch ティーショットで距離を稼ぎ、短いアプローチのピッチ・ショットでグリーンに乗せるようデザインされたホールを指す。1907年。ドライヴ・アンド・ピッチ
driver 1)ドライヴの能力に優れたプレイヤー。1842年。2)19世紀から20世紀はじめには、最大の飛距離を出せるplay club、あるいはgrass-club(grassed driver)のどちらかを指していた。1857年。3)近年のドライヴァー。ティーショットの際に最大の飛距離を得るために使われる。number one wood(1番ウッド)とも呼ばれる。ドライヴァー
driving iron 1)19世紀から20世紀前半に使われた、多様なショットに用いられたさまざまなアイアンを指す。1890年。2)1番アイアンの別称。1928年。ドライヴィング・アイアン
driving mashie mashie-iron(マッシー・アイアン)よりもわずかに小さなロフトで、ティーショットでのドライヴや、距離を出すショットに使われた。1897年。ドライヴィング・マッシー
driving putter ロフトのないほぼストレイト・フェイスの木製クラブで、とくに向かい風の際など、低い弾道のショットを打つために使われた。1833年。ドライヴィング・パター
driving range ティーショットの練習のできる設備のある練習場。1960年。ドライヴィング・レインジ
drop 1)あるホールをプレイ中に、アンプレヤブルになったり紛失した場合、再び、ボールをインプレイに戻すときの方法のひとつ。1744年。動詞、名詞。2)パッティングにおいて、ボールがホールに入ること、あるいは、ボールをホールに入れること。1948年。ドロップ
dub 19世紀のアメリカで「技術の拙い、あるいは経験の少ない者(someone unskilled or inexperienced at anything)」を指した俗語dubに由来し、おもに米で使われる。1)技術の拙いプレイヤー。1915年。ベン・ホーガンは「90というスコアは、ゴルファーとダブの境界線だと言われている(『Power Golf(1948)』)と書いている。2)ミスヒットすること。他動詞、自動詞。1915年。ダブ
duck (飛球が)急に落下すること。1848年。ダック
duck-hook 右打ちの場合なら、低く飛び出したボールが急激に落下しつつ左へ曲がっていくショット。左打ちでは方向が逆。名詞、動詞。1962年。ダック・フック
duff おそらくはスコットランド語由来と考えられている。スコットランドの学童の俗語であるdowf、あるいはduffは「こぶしでボールを弾きあげること」を意味した。しかし、duffer(ダファー;下手なやつ、まぬけ)からの逆成語であると思っているゴルファーが多い。したがって、一般的に「打ち損なう、ミスヒットする」という意味で使われる傾向にある。先に地面を叩いてしまったり、その結果、トップしてしまったりすることを指す。「・・・先天的な悪性の傾向として、ダフるしマフる(duff and muff)、地面をぶっ叩くは当たらないは、トップにヒールにトウも出る(1895年、W. Dalrymple, Handbook of Golf)」, ダフ
duffed a shot おそらくはスコットランド語由来といわれる「duff」、あるいは19世紀のスラングだった「duffer(無能な、不器用な人物)」から転じて、ゴルフで「duffer」は下手なゴルファーを指す。そこから、「duff」はショットの際に先に地面を打ってしまうことを意味。「ダフったよ」, ダフダファー
duffer 19世紀の俗語、dufferから。「役に立たない、下手な奴」という意味で使われていた。19世紀半ばから。技術の拙いゴルファーを指す。ダファ
dunch スコットランド語で「打つ、突く、突き当てる」を意味するdunchから。ゴルフ作家、B・ダーウィン(Bernard Darwin)は、J・ブレイドのショットを引き合いに出して、dunchを「擬音語的な名称」と書いている(『The Game of Golf』1931年)。ダンシ
eagle そのホールのパーより2打少ないスコア。バーディー(birdie)からの連想と考えられる。1926年の『Golf Illustrated』誌におけるW. Hastings Weblingによる記事が初出か。イーグル
edicated slice 『ピーナッツ』のゴルフ用語
eight-iron 8番アイアン、または8番アイアンによるショットを指す。8番アイアンはロフトが41, エイト・アイアン
explode バンカーや砂地から、大きなロフトのクラブでボールの手前から下の砂を弾き飛ばしながら打つこと。1890年。イクスプロウド
explosion イクスプロウドさせるショット。1937年。イクスプロウジャン
face 1)クラブヘッドの打球面。clubface(クラブフェイス)とも書く。1835年。2)覗き込まなくとも見えるバンカーの砂面、あるいはバンカーの大きな傾斜のついた砂面。18世紀から。フェイス
fade 右打ちの場合なら、左から右へ曲がる弾道で、それほど大きくは曲がらずコントロールされたショット、あるいはそうした弾道の球を打つこと。1933年。また、他動詞として、ボールをフェイドさせること、自動詞として、ボールがフェイドすること。フェイド
fair green 現在ではほとんど使われない。リンクスの、ブッシュやハザードでなく比較的芝が短いエリア。現在のフェアウエイを含む。1744年。フェアグリーン
fairway ゴルフ用語となる以前は航海用語で、岩礁や浅瀬のない航路を指していた。20世紀に入ってから、fair greenが急に使われなくなり、代わってfairwayが一般的になった。各ホールにおいて、ティーからグリーンにいたるまでの、芝の短く刈られた区域の連なりを指す。1907年。フェアウェイ
fairway wood おもにフェアウエイで使われることの多いウッドクラブの総称。ドライヴァー以外のウッドクラブを意味する。それらによるショットを指しても使われる。フェアウエイ・ウッド
fan 動詞として、ボールに当たらないストロークをすること。空振りをすること。ファン
fat グリーンの安全なサイド。池やバンカーから遠く、比較的広い部分。「アプローチは少しファットだったけど、あかげでグリーンのファットな方に乗ったよ」, ファット
fat1 1)インパクト前に地面に当たってしまい、芝や土ごとボールの下部を打ってしまうことを意味する副詞。2)芝や土ごとボールの下部を打ってしまうショット。形容詞。1967年。ファット
fat2 1)「広く、安全な状況」を表す形容詞。アプローチに際して、ピンを狙って打つのではなく、より易しいターゲットとなる部分を意味し、グリーンのもっとも膨らんだ部分を指す名詞としても使われる。1977年。ファット
feather 1)高弾道で柔らかく落下するボールを打つこと。「タイガー・ウッズが3番アイアンでフェザーを打った」2)通常のフルショットの飛距離よりも飛ばさないように打つこと。マッチプレイの際には、しばしば相手を攪乱する目的で使われる技術となる。featherd it, フェザー
featherie featheryとも綴られる。皮革に羽毛を詰めたボール。19世紀半ばまで使われていた。1908年。フェザリー
fescue 芝の一種。学名Festuca, フェスキュー
find ハザードや、その他の好ましからざる状況に到達すること。1899年。ファインド
first cut フェアウエイに接するラフの短めに刈ってある部分。semi-rough(セミ・ラフ)と同義。ファースト・カット
five-iron 5番アイアン。ロフト29〜32度、ライ59〜61度で長さは37インチ。別名はmashie(マシー), ファイヴ・アイアン
five-wood 5番ウッド。ロフト21〜23度、ライ55〜56度で長さは41インチ。1967年。ファイヴ・ウッド
flag グリーン上のホールの位置を示すための旗ざおにつけられた目印となる旗。1854年。フラッグ
flagstick グリーン上のホールの位置を示すための旗ざお。1875年。フラッグスティック
flange アイアンクラブのヘッド後背面のふくらみをつけられた部分。1948年。フランジ
flat 1)クラブヘッドとシャフトの作る角度(ライ)が比較的大きいこと。1857年。2)スウィングの際にクラブの描く面が比較的、水平面よりになっていること。フラット
flex クラブのシャフトのやわらかさ、あるいは硬さ。統一された尺度はない。1948, フレックス
flip flip shot(フリップ・ショット)。ロフトの大きいアイアンによって、高く上げる短い距離のアプローチショット。1913, フリップ
flip wedge ウエッジで打たれたフリップ・ショットのこと。1977, フリップ・ウエッジ
floater 水に浮くボール。1890, フローター
flub 米俗語で「失敗する、不手際をする」を意味する。当り損ね。ミスヒットすること。1900, フラブ
fluff ミスヒット。ミスヒットすること。競技で「失敗する、しくじる」という意味合いのくだけた言い方としては、19世紀には使われていたが、ゴルフでの語源は定かではない。1897, フラフ
fluffed It ボールの下をヘッドがくぐり抜けてしまい、ボールはまるでだるま落としのように、真上に上がって元の位置に落ちた場合に言う。ラフのなかでボールが草の上に乗って浮いているような状態を「fluffy lie(フラッフィー・ライ)」と言う。/f/の音を発音しようと努力するところに使い甲斐がある。フラッフ
fluffy ボールが芝草の上に浮いている状態。1964, フラフィー
fly 1)ハザード、グリーンなどを越えるように打つこと。1890。2)高く打ち上げること。1962, フライ
fly on the flyという語句で使われる。名詞として、空中を飛んできたボールが着地することの意。1962。・・・lands in the hole on the fly(飛んできてホールに直接入った), フライ
flyer 通常よりかなり高く飛び出すボールを指す。ラフから打つ際、クラブフェースとボールの間に草が挟まってボールにかかるスピンの量が減ってしまい、通常よりも飛距離が出てしまうショットをも指す。「フライヤーがかかる」という表現は奇妙。flyerが出そうなライをflyer lieと言う。「フライヤーになる」「フライヤー・ライ」, フライヤー。非常に高い弾道で飛ぶショット。1978, フライヤー
flyer lie フライヤーの出やすいライ。1977, フライヤー・ライ
fog 霧の意のfogと同音同綴(どうてい)異義語だが、関連は不明。スコットランド語で「苔」を意味し、遡れば古スコットランド語で苔、あるいは「刈った後に伸びてきた芝草」を意味していた。二番草とも訳され、冬に立ち枯れした草をも指す。ゴルフ用語としては、おもにスコットランドで使われており、伸びたコケ類、あるいは長い草を指す。1773年初出。フォグ
follow through スウィングにおいて、ボールを打った後にクラブを振り続けること、あるいはその動作部分。1857, ファロウ・スルー(フォロースルー)
foozle
foozle おそらくスコットランドでゴルフ用語になったと考えられ、19世紀の文献にすでに現れる。当たり損ねのひどいショット、ばかばかしいミスをしてしまうこと。気を遣うショットの際に、ばかげたミスをして、とっ散らかること。「フーズルしちまった」, 打ちそこなうこと、ミスヒット。トーマス・ヒューズ作『Tom Brown’s Scholldays(1857)』に出てくるfoozlingという形容詞は「ぶらぶらしている、ふざけまわっている、ばかばかしい」という意味で使われているが、おそらくは英国パブリック・スクールの俗語と考えられている。また、『Dictionary of American English』によれば米ではやはり19世紀にスラングとして「(誰かの髪を)くしゃくしゃにする(1835)」、「女の子をもてあそぶ、浮気する、いちゃいちゃする(1912)」という用例があるが、ほかにはあまり見られていない。ゴルフ用語としてはスコットランド語と思われる用例が1869年、あるいは1886年に見られるが、スコットランド語におけるほかの用例も、派生語も見られない。語源は不明。また、foozled(フーザルド)で「ひどく打ち損なった」という形容詞として使われる。1875年。フーザル
fore 「気をつけろ!」の意味で使われる間投詞。三省堂『英語語義語源辞典』によれば語源は古英語のforeに由来するとされるが、THDGTではスコットランド語のbeforeが短縮されたものと捉えられており、「前の、前部の」を意味するとされている。いずれにしても、ボールの飛んだ方向にいる人に向かって注意を喚起するために叫ぶ言葉であり、19世紀はじめの文献に見られている。フォー
forecaddie forecaddieとも。THDGTではスコットランド語で、before-caddieの省略形であるとされる。1)プレイヤーの前方に配置され、インプレイのボールの位置(ライ)をマークする人員のこと。1834年。2)動詞として、フォァキャディの役を担うこと。1913年, フォァキャディ
form 過去の成績から評価した、そのゴルファーの全般的な調子。そのゴルファーの競技スタイル、プレイぶりの良し悪しや身のこなし、ボールを打つ際のスタンス、姿勢、スウィングの美しさをも、ある程度含める。THDGTでは、競馬からの借用語であることは確かだとしてる。語源はラテン語のformaで「美しさ(beauty)」を意味し、古フランス語を経て中英語へ入ったとされる。一般義は「物の形」であるが、そこから抽象的な意味に用いられて競走馬やアスリートの調子、技術や見た目の美しさ、流儀をも指すようになった。1890, フォーム
four-ball 各サイド二人ずつのベターボール(良い方のスコア)による形式のマッチ。ルール用語。1899年, フォーボール
four-iron 4番アイアン。ロフト27〜28度、ライ58〜60度で長さは37+1/2インチ。別名はmashie-iron(マシー・アイアン)。また、4番アイアンによるショット。1937, フォー・アイアン
four-putt パッティング・グリーン上でホールアウトするまでに4回のパットをすること。1962, フォー・パット
four-wood 4番ウッド。ロフト18〜20度、ライ55〜57度で長さは41+1/2インチ。別名はbaffy(バフィ)、あるいはbaffy spoon(バフィ・スプーン)。かつてはspoon(スプーン)。4番ウッドによるショットをも言う。フォー・ウッド
fours ひとホールの平均スコアが4打であること。1899, フォーズ
foursome 二つのサイドによるマッチの一形式で、各サイドの二人のプレイヤーがひとつのボールを交互に打つ(オルタネート・ストローク)。1957, フォーサム
freak 形容詞として、伝統やルールにそむいていること。フリーク・プレイヤー、フリーク・クラブ、など。フリーク
fried-egg ボールが砂に半ば埋もれているさま。fried-egg lie(フライドエッグ・ライ)。「目玉になっている」とは言うが、「目玉焼きになっている」とは言わないのか?, フライドエッグ
frog hair グリーンのフリンジ部分の俗称。B・クロスビー(Bing Crosby)が使って広く知られるようになった。「There’s only a frog hair of difference(カエルの毛ほどの違いしかない)」という英語表現から来ているという説がある(Chris Burkhart, Golf A to Z. Contemporary Books, 2002)。カエルには毛がないことから、ほとんど同じ程度であることを意味する。フリンジ、エプロン部分も芝を短く刈ってあり、グリーンをはずしたとしても悪くはないライであるということか。「ありもしないもの、乏しいもの」を指して“hen’s teeth”といったところからの類推であるという説明もある(小学館『最新英語情報辞典第2版』1986)。1962年。おもに米国での俗語表現。他に、政治資金、政治献金をも指す。フロッグ・ヘア
front 18ホールあるコースの前半9ホールを指す。1977, フロント
full バックスウィングからファロウスルーまでが最大範囲であるさま。または、フル・スウィングにより、ほぼ全力で打つさま。フル・ストロウク、フル・ショット、フル・スウィング。1793年, フル
gallery 「試合などにおける観客の全体」を意味する(1890)。「2打目を左のギャラリに打ち込んだ」語源は、キリストが活動したGalilaea(ラテン語。英語のGalilee;ガリラヤ、イスラエル北部の地名)。やがて、その聖地にたとえて「礼拝堂の入り口」を指してgalilaeaと呼ぶようになり、そこから、一般に建物の外側にある手すりのある細長い屋根付き張り出し、回廊、歩廊、細長い部屋を表す言葉になった。こうした回廊や部屋が美術品の展示に用いられたことから、画廊、美術館をいうようになり、また、劇場などの内壁から張り出した階上席、最上階の席、さらにそこに座る人々を表して使われる。この意味から一般的に「観衆」を指す言葉としても使われるようになった。テニスでも使われる。ラテン語のgalilaeaから中世ラテン語のgaleriaが派生し、古フランス語のgalerieを経て中英語に入った。spectatorよりも形式ばった響きがあるが、ゴルフ用語としては少なくとも19世紀末には使われており、また近年では(1962)「観客の一員になる」という動詞としても使われる例がある。ギャラリ(ガラリ)
galleryite 話し言葉として「ひとりの観客」の意味で使われる。1928, ギャラリイット(ガラレイット)
game 用語としてはゴルフそれ自体を指し、あるいはゴルフの中で行われる勝敗や賞を目指す争い(contest)を指す(1793)。また、そのプレイヤの腕前、技量、競技レベルを指しても使われる(1907)。「いいゲイムをする」「彼のゲイムは私より格段に優れている」。語源は古英語のgamenで「楽しみごと(amusement)。戸外での気晴らし(sport)」を意味していた。WNNCDによれば古高地ドイツ語gamenを経ている。英国ではスポーツとしての狩猟における獲物を意味していた。また、チェスやカードも含めたスポーツにおける勝負、試合中の得点を表す。ここから比喩的に「駆け引き、計略」といった意味で用いられる。米国ではbaseball、basketballなど、「-ball」のつく種目の試合を指して使われることが多い。類義語を簡単に比較しておくと、game(ゲイム)は一定のルールの下で行われる身体的、または知的な競技、試合。play(プレイ)は元来、楽しみ、気晴らしのために自発的に身体を動かすことを指しており、ゴルフにおいてはボールをクラブで打つという特定の動きや勝負のやり方に意味の重点がある。ルールや理念の下にボールを打っていくこと、試合のためにコースにいる状態、を意味し、またストローク・プレイ、マッチ・プレイなど試合の形態を言うこともある。match(マッチ)は英国では米国起源のbaseballやbasketball等以外の試合を指し、チームや個人が一対一で争う試合、競技、競争、勝負を指す。tournamentは語源を中世の騎士による馬上試合に発し、「勝ち抜き戦」が一般的な語義である。また勝利を目指す争いを意味する言葉としてcompetition(コンペティション)は力、技能、能力などの争いとして一般的に使われ、contest(コンテスト)は、競技者同士の直接の接触や対決、妨害等のやりとりのない争いについて用いられる。DEWMEでは、contest(コンテスト)には、とくに選ばれた専門家の審判が優劣を審査する競技、競争に意味の重点がある、とされている。ゲイム
gamesmanship gamesman(ゲイムズマン)は「策士、駆け引きに長けた人」の意で、gamesmanship(ゲイムズマンシップ)は「試合に勝つための駆け引き」を意味する。WNNCDでは「ルールに抵触せずとも、ゲイムに勝つための怪しげな方策のコツ、実践法」とあり、「目的達成のために、倫理的に疑わしい便法を講ずること」を表す。一方、sportsman(スポーツマン)はスポーツ好きな人のことだが、「明るくさっぱりとした人、正々堂々とした人」という意味をもち、競技における「公正、寛容、高潔な態度」を示し、いわゆるgood loser(グッドルーザ)の意味もある。1999年のライダーカップ、二日目午後のフォーサムで、欧サイドのD・クラークとL・ウエストウッドがあるホールにしばらく居残ってパッティングの練習をした。次のホールのティーに行っていた米サイドのT・レイマンとP・ミケルソンは欧の二人の到着を待たずにティーショットを打った。マッチは2&1で米サイドがものにしたが、英米のゲーム観の差異も含め、ゲイムズマンシップとスポーツマンシップの狭間が議論を呼んだ。ゲイムズマンシップ
gateway グリーンへとつながるフェアウェイの一部で、とくに両側から丘やハザードに挟まれている場合をいう(1912)。ゲイトウェイ
get a leg 『ピーナッツ』ゴルフ用語。legは俗語的に早足で歩くという意味で使うことがある。作者のシュルツは打たれた球に向かって叫ばせる。「もっと行け」。バリエーションとして「get legs」がある。「どんどん転がれ」。その呼びかけにスヌーピーが応じて「All Four of Them!」と叫ぶ。
get legs 『ピーナッツ』ゴルフ用語
gimme おもに米国における俗語で、ごく短いパットのこと。ホールアウトしたものと見なされて、実際にプレイされないことも多い。give meの発音綴り。ほかに「金品をねだること、物欲」という意味もある。初出はGolf Illustrated誌1929年4月号。ギミ
gimmie 仲間内でのプレイで、入れたものと見なされる短いパット。「それはギミーですね」「それはノー・ギミー(ギミーじゃない)」, ギミー
globe the globeは地球ではなくボールを指す。現在ではあまり使われないが、19世紀から20世紀前半には“miss the globe”という表現が見られた。1895年のJames P. Lee著『Golf in America』では「Miss the globe:空振り、または手前の地面を叩いてしまって、ボールを打ちそこなうこと」と定義されている。グロウブ
glove golf glove(ゴルフ・グラヴ)。クラブをしっかりと保持するために着用される手袋。通常右利きのプレイヤは左手にのみはめられる(1899)。グラヴ
gobble パットをする際に、強くまっすぐに打って落とし込むこと(1957)。元来、がつがつとむさぼり食うという意味の言葉だが、転じて、ひっつかまえる、飛びつく、(野球で)ボールを捕らえるの意で使われる。ガブル
golf 語源の古スコットランドの語にはgolf, glove, gowf, gouf, などがある。おそらくは中世オランダにおける同様の球技“colf”に由来すると考えられている。“colf”は棍棒を意味し、“spel metten colven(棍棒を用いてプレイされるゲイム)”を表していた。現在に続くゴルフの起源を探る試みは世界中で続けられている。現在のゴルフの定義はルール第1条1項「ゴルフとは、ルールに基づいて、一つのボールを一打、または数打で、ティーイング・グラウンドから打ち出してホールへ落とし込むゲイムである」。スコットランドにおける記録は15世紀に遡ることができる。1457年にスコットランド議会の制定した、いわゆる「フットボールとゴルフ禁止令」のなかに初めて用いられている。“At the fut bal ande the golf be vtterly criyt done and nocht vsyt(1457)”「ゴルフをプレイする」という動詞として用いられる例も18世紀から見られる(1769)。ゴルフ
golf lawyer THGDTでは「ルールをもちだして屁理屈をこねるゴルファ、ルールを詭弁的に使うゴルファ」のことであるとされている。また、Fred Beck & O.K. Burns著『Seventy-three Years in a Sand Trap(1949)』には「よくいるタイプに、ゴルフ・ロイヤ、あるいはルールの鬼(Rulebook Demon)という輩がいる」とある。つまり、基本的には、好ましからざる人物を指す言葉で、ルールに精通しているかのように理屈をならべつつ、ごまかそうとする者のことである。ゴルフ・ロイヤ
golf widow 1890年バドミントン叢書ゴルフ篇第2章に「(ゴルフに関する)女性の権利(Women’s Right)」と子見出しのつけられた部分があり、そこに“A golf widow”とキャプションのつけられた挿絵がある。婦人が窓辺の椅子に腰掛けて、所在なげに外を眺めている様子。夫がゴルフに興じるばかりの妻をいう言葉。7年連続を含め8度の賞金王として欧ツアーに君臨したColin Montgomerieは14年の結婚生活の末、2005年に離婚。理由は彼の「ゴルフへのobsession」。ゴルフは「anxiety and depression」だけをもたらしたと妻だったEImearさんは離婚訴訟で述べた。2006年には世界ナンバーワン・ゴルファーだったGreg Normanが24年の結婚生活に終止符を打った。Mongomerieは60億円、Normanは170億円を支払ったとされる。ゴルフ・ウィドウ
golfdom [d´m]。ゴルフの世界、ゴルフ界。ゴルフにおける価値観やゴルファの気質や流儀をも表す。1853, ゴルフダム
golfer ゴルフのプレイヤ。1744, ゴルファ
golfiana ゴルフに関する事物、文学、印刷物、あるいは工芸品などを指す。1912年11月号のGolf magazine誌(p.1)に「GOLFIANA:書籍、印刷物をはじめ、アンティーク蒐集家の興味をそそるあらゆる事物のコレクションは、この国では、あまり熱心な趣味にはなっていない」とある。ゴルフィアナ
golfic 1892年2月号のGolf magazine誌(p.330)に「But to return to matters golfic….(ゴルフにまつわる話に戻ることにして・・・)」というくだりがある。「ゴルフ関連の」という形容詞で、いまは使われないが、golfing(ゴルフィング)を使うよりも日本語に取り込み易いと思われる。ゴルフィック
golfing 名詞として、ゴルフをプレイすること(1793)。形容詞として「ゴルフの、ゴルフに関する」の意(1888)。ゴルフィング
good good グッド・グッド, 対戦する両サイドに、ほぼ同じような短いパットが残っていて、ともにそれを入れればハーフになるという場合、コンシードしあうことを言う。パターが上手いとは言えない者同士のマッチでは、両者とも相手の顔をおそるおそる見て同時につぶやくように言われる。マッチの序盤ではスマートな方法と言えるかも知れない。グッド・グッド
goose-neck goose-necked。クラブのネック部分の特徴をいう表現。ヒールがシャフトの軸線からわずかに後方にオフセットされていることにより、曲線を描くネック部分を、「ガチョウの首」にたとえて言う。1899年, グースネック
gorse ハリエニシダ。学名Ulex europaeus。とげのある常緑の灌木。春には明るい黄色の花をつける。リンクスによく見られる。7月の風のない晴れた日に、マンチェスター近郊の、とあるコースを回っていた時、種の入った鞘が静寂の中、陽射しを受けてはじける音がしていた。アメリカではfurze(ファーズ)、スコットランドではwhin(ウィン)と呼ばれる。ゴース
grain パッティング・グリーンにおける芝目。芝の葉の成長の仕方、および刈り方によって葉先の向かう方向が変わり、球の転がり方に影響する。1948。nap(ナップ)とも呼ばれる。nappy(ナッピー), グレイン
grainy 芝目のきついこと。強い芝目のあるさま。1969。nappy(ナッピー)とも言われる。グレイニー
grass 19世紀の終わり頃まで使われていた言葉だが、木製クラブのフェースにつけられたロフト角のこと。1895。垂直なフェースをもったドライヴァーに対して、わずかにロフトのついたものはgrass-club(グラス・クラブ),grassed-club(グラスド・クラブ),grassed-driver(グラスド・ドライヴァー)と呼ばれた。grassed, グラス
green 1)スコットランドではゴルフ・コース全体を指してグリーンと呼んだ。初出は1743年に遡ることができ、1970年代にも用いられている。この用法は「スルー・ザ・グリーン」「ラブ・オブ・ザ・グリーン」などのルール用語として残っている。1744年に立てられた最初のルールにはthe fair greenという語句が見られる。2)芝が短く刈られ、ホールのある区域を指す。ルール用語として正式には、putting green(パッティング・グリーン)と呼ぶ。putting greenという語句は19世紀初めにすでに使われていた(1815)。また、パッティング・グリーンを指して単にthe greenと呼ぶことも、すでに19世紀前半に見られる(1933)。グリーン
green committee クラブのメンバーによる委員会で、コースの営繕、運営に責任をもつ。このgreen(グリーン)もコースを指す。したがって、greens committeeは誤り。1864, グリーン・コミティ
green fee そのコースをプレイする際に、プレイヤーの支払うべき料金。この場合もgreen(グリーン)はコースを指す。greens feeは誤り。1913, グリーン・フィー
greenkeeper green-keeper。ゴルフクラブやコースに雇用され、コースの営繕、運営を担う者。このgreenもコース全体を指すので、greenskeeperは誤り。1875。The National Association of Greenkeepers(現GCSAA :Golf Course Superintendents Association of America)は1926年に米国で創設された。20年代にUSGAが芝研究のための部門を設置してから、芝の育成、管理法は60年代までに飛躍的に発展した。この時期に、職業としてのgreenkeeperは、golf course superintendent(ゴルフ・コース・スーパーインテンデント)という職種名で呼ばれるようになっていった。グリーンキーパー
greenkeeping green-keeping。ゴルフ・コース営繕、運営の科学的技法、および職業のこと。1907, グリーンキーピング
greennie 米国でのゴルフにおける賭けのひとつ。ショートホールでティーショットがグリーンに乗り、ホールから最も近い者がグリーニーの勝ちとなる。グリーニー
greenside パッティング・グリーンの傍らにあること、を意味する形容詞。1977, グリーンサイド
greensome ルールには掲載されていない非公式な競技法であるが、フォアボールの変則で、ティーショットは全員が打ち、二打目からは各サイドが一つの球を選んで交互に打っていく。二打目は選ばれたティーショットを打ったプレイヤーでない方の者が打つ。1974, グリーンサム
grip 1)クラブのシャフトの一部で、プレイヤーの握る部分。皮革、ゴム、合成素材が装着されている場合、まっすぐで単純な形状で、シャフトの上端まで達していなければならない。そのほか、形状の特徴についてはルールの付則に基準が示されている。1881。2)クラブの握り方。プレイヤーがクラブを手で保持する際の方法。1881, グリップ
grip job パターのグリップの長さほどのパット。12〜18インチ(約30〜45cm)。グリップ・ジョブ
groove 1)再現性の高いスウィングについて、その軌道を指す、もしくは、一貫して正確なショットを放つプレイヤーのスウィングにおける一連の動きを指す。1928。また、動詞として、練習によって揺らぎのない正確なスウィングのパターンを身につけることを意味する。1941。形容詞としてgrooved(グルーヴド)は、練習によって一貫していて正確なパターンが身に付いている、の意。米国のベースボール用語を借用したのではないかと考えられている。1929。グルーヴ
groove クラブのフェースに刻まれている直線の溝。1976。グルーヴ
gross ハンディキャップにより調整する前の、実際のスコア。1890, グロウス
ground アドレスにおいて、クラブヘッドを球の後方の地面につけること。1890, グラウンド
ground under repair 修理地。ルール用語。コース営繕、または改修のための作業が行われている区域で、球がそこにある場合はルールの下に救済される。グラウンド・アンダー・リペア
gutta ガッタ・パーチャ、もしくはガッタ・パーチャ・ボール。1856, ガッタ
gutta percha マレー語のgetah-perchaに由来。getahは樹液の意。perchaはパーチャ、またはパーカと呼ばれるアカテツ科の樹木。その樹液は堅く、弾力性があり、成形が容易で、19世紀半ばにこれを使ったゴルフ・ボールが登場。それまでのフェザリーに取って代わり、20世紀初めゴム巻き芯のボールが登場するまで使われていた。ガッタ・パーチャ
gutty guttie。ガッタ・パーチャ・ボール。1886, ガッティー
gutty-perky ガッタ・パーチャ・ボールの名称の一つ。スコットランド語。ガッタ・パーキー
hack ボールを力を込めて、あらっぽく叩くこと。とくにラフや悪いライにあるときに使う。また、一般的に不器用なショットをする、下手なプレイをすることを言う。1907, ハック
hacker 未熟なプレイヤー。1954, ハッカー
half 1)分け。マッチプレイにおいて、そのホールのスコアが同じであるとき、おのおののサイドはハーフであるという。1896。2)18ホールのラウンドにおける前半、または後半の9ホールを指す。1899, ハーフ
half shot 短縮されたスウィングによるショット。スリークォーター・ショットよりも小さいスウィングによるショット。1857, ハーフショット
halve 1)マッチプレイにおいて、そのホールを同スコアで分ける(ハーフにする)こと。1823。2)マッチを分けにすること。1851。語源的には古英語healfに由来するhalfから中英語で生まれた。halvenだったものが、語尾が落ちて現代英語に至ったとされる。ハーヴ
handicap プレイヤーの力量を表す数字。力量の異なるプレイヤー同士による勝負がほぼ互角となるように、実際のストローク数からその数字を減じてスコアを調整する。1842。動詞として、プレイヤーにハンディキャップを与えることをいう。1890。ゴルフでは1759年にセント・アンドルーズのシルバークラブ競技でストロークプレイが採用されて以降、現在につながる方式となったが、マッチプレイが主流だったそれ以前は、使用クラブを限定したり、bisque(ビスク)を採用した。1750年に英国に競馬を統轄するジョッキー・クラブが創設され、競走馬の年齢や体重などによる差を均等にする目的で砂袋を背に装着することが行われ、その方式をハンディキャップと呼んだ。19世紀になって他の競技においても借用され、勝利のチャンスを同等にする目的で、強い者に不利な条件を課し、あるいは、弱い者に有利な条件を与えるということを言うようになった。語源は14世紀の賭けの一種“hand in cap”で、二人の参加者が賭け金などを握った手を帽子の中に入れ、“アンパイア(umpire)”がそれを再分配するというゲーム。ハンディキャップ
handicapper 1)ハンディキャップ委員会の一員で、クラブのメンバーにハンディキャップを割りふる者。1890。2)ある(当該の)ハンディキャップを有するプレイヤー。例:3-handicapper(ハンディキャップが3であるプレイヤー)1977。ハンディキャッパー
hanging ゴルフ用語としてはプレイ方向に下りとなる傾斜地に、球があることを言う。造園領域で、急な傾斜となっている草地をhanging meadow、木々の生えた急な傾斜地をhanging woodsということから、そこからの借用と考えられている。1857。hanging lie(ハンギング・ライ)。ハンギング
hazard ルール用語で、バンカーやウォーター・ハザードのこと。現在では、バンカー、および池や小川を指し、そこからのプレイについてはルール第33条に措置が定められている。1976。かつては、コース内の要素として、プレイの障害となるもの、克服すべき試練となるもので、コース固有の構成要素と見なされるものを指し、基本的に、ルールの下に救済されるべきものではなかった。それぞれのコースに固有の特例があるが、バンカー、池、ハリエニシダ、モグラ塚といった自然の要素、あるいは作業用道路やフェンスといったコースの付帯設備を含んでいた。1744。ハザード
head clubhead, club-head(クラブヘッド)。クラブの、ボールを打撃する一端を指す。ヘッド
heel 1)クラブヘッドのシャフトに近い方の端、ネック下部の名称。1857。2)ヒールで球を打つこと、またはそのショット。1862。ヒール
heeled it クラブフェースのヒール部分で打つこと。そのショットはheelerとも呼ばれる。ヒール
hickory 北米原産のクルミ科の木で、19世紀初めから1920年代までゴルフクラブのシャフトの材料であった。ヒッコリーによるシャフトをもつクラブをも意味する。1835。ヒッコリー
hit プレイすること。一打をなすこと。クラブを使うこと。1946。ヒット
hit it fat クラブフェースがボールより先に地面に当たり、結果としてかなりの当たり損ねとなること。chubby(チャビー)とも言い、通常よりスピンのかからない球になり、飛距離も出ない。「一日中、ファットだったよ」「ちょっとチャビー」, ファット
hit it heavy クラブフェースがボールより前に地面に当たること。「いまの当たりはちょっとヘヴィーだったね」, ヘヴィー
hitter ドライヴァーを使うティーショットの際などに、最大のパワーを発揮して打つプレイヤーを指す。対照はswinger(スウィンガー)。ヒッター
hog’s back 豚の背のような地面の隆起、うね。あるいは、フェアウエイに隆起したうねのあるホールのこと。米語ではhogback(ホッグバック)。1901。ホッグズ・バック
hold 自動詞、他動詞1)着弾した球の衝撃を地面が吸収すること。結果として、あまり大きく弾んだり、転がったりしない。1962。2)ショットの性質として、あまり大きく弾まず、転がらないことをいう。1970。ホウルド
holding 形容詞。着弾の衝撃を吸収してあまり弾んだり転がったりしない傾向をいう。1973, ホウルディング
hole 名詞、動詞。1)名詞。ボールを落とし入れるために地面に掘り開けられた小さな窪み。かつてはサイズや形状はグリーンキーパーにまかされてまちまちであった。R&A所蔵のアラン・ロバートソンの切り抜き帳(1858年)には「目的は、この小さなガッタ・パーチャ・ボールを飛ばして、・・・・6インチ・ホウル(six-inch hole)に寄せること」という記述の新聞記事がある。ホールの底には砂が入れられており、ホールアウトしたプレイヤーはその砂をつまみとって、ホールからクラブの長さ以内の位置(1744年ルール)に球をティーアップした。現在では直径4.25インチ(107.95mm)、円筒状で深さは少なくとも4インチ(101.6cm)以上と定められている。この規格は1891年のルールで明文化されたものある。1744。2)名詞。マッチプレイにおいて、自分のサイドが相手よりも少ない打数でプレイすることによって獲得された得点(score)を指す。1743。3)名詞。各ティーインググラウンドからパッティング・グリーンまでの、コースにおける分割された単位を指す。1963。4)名詞。ひとつのホールにおけるプレイのあり様を指す。1911。5)自動詞、他動詞。球をホールに入れること。1687。6)他動詞。ラウンド、またはコースをある打数でプレイすること。1767。ホウル
hole in one 名詞。動詞句。一打でホウルアウトしたホウル。1893。あるホウルを一打でホウルアウトすること。1974。ホウル・イン・ワン
hole out 動詞句。ホウルに入れること。1844。ホウルアウト
hole-high 形容詞、副詞。ホウルまでとほぼ同じ距離にあること。1895。ホウル・ハイ
holeable 形容詞。パットについて、決めることができる適当な距離にあることをいう言葉。「入れごろの距離の」1891。ホウラブル
holed 形容詞。球がルールに適う状態でホウルに入っていることをいう。ルールとしての「ホウルに入った」とは、球がホウル内に止まり、、球全体がホウルの縁よりも下にあることを言う。1976。ホウルド
holer 名詞。パッティングの上手いプレイヤーを言う言葉。1977。ホウラー
home 副詞、形容詞。1)副詞。ホウルの中へ、の意。1833。2)副詞。パッティング・グリーン上に、の意。1890。3)副詞。戻ってくる、の意。後半の(最後の)9ホウルの途上、あるいはプレイし終えてきた、という意味。1893。4)形容詞。最終の9ホウルを指す。1975。5)形容詞。18番ホウルを指して使う。1890。ホウム
home-and-home 対戦者同士のホーム・コースのそれぞれで行うマッチプレイの組み方。1870年初出。ホーム・アンド・ホーム・マッチ。ホウム・アンド・ホウム
honor honour(英)、オナー。ティーショットで、最初に打つ特権的地位。その日最初のホールではくじ引きで決め、以降は前ホールの勝者が獲得する。19世紀半ばから。アナー
hood 球にクラブフェースをかぶせるという意味で使う。クラブのロフトを減らすように前方へ傾けること。フード
hook 右打ちのプレイヤーが、打つときに左回転をかけて左へ曲がる球を打つこと。左打ちでは逆になる。19世紀半ばから使われていた。自動詞として球が左へ曲がる意味でも使い、また左へ曲がるショット、あるいは左へ曲がるショットを打つプレイヤーの傾向をも指して使う。フックを打つ、ティーショットがフックした。フック
hooker フックの傾向が強いプレイヤー、フックを持ち球としているプレイヤー。フッカー
hose クラブヘッドにシャフトを接合する部分。ソケットのこと。シャフトを差し込めるように筒状に作られている部分。この語はもともとは靴下やタイツのように足を覆う筒状の衣類のことだが、18世紀にアイアン・クラブのソケットを指して使われるようになった。ホウズ
hosel クラブヘッドにシャフトを接合する部分。ソケットのこと。スコットランド語に由来し、hoozle、houzleも同じで、動詞のhouse(ソケットに固定する、覆う、差し込む)から派生したとスコットランド語の辞書にはあるようだ。この説明からはhoseとは無関係となる。ホウゼル
iffy lie 打ってみなくては、どんな結果になるかわからないような、難しいライ。「イッフィー・ライから上手く寄せましたね」, イッフィー・ライ
in jail 林の中に打ち込んでしまった際に言う。「出獄」「脱獄」は類語。同義語句にin the log cabin「ログ・キャビン」。「またジェイルだ」「ログ・ハウスが趣味でね」, ジェイル
in the leather, within the leather パターを物差しにして、パターヘッドからグリップの始まる部分までの距離にあるパット。かつてはグリップが皮巻きだった。20インチ(約50cm)。「これ、レザーだね、オーケー?」, イン・ザ・レザー
inland 海岸沿いでないコースについていう。一般語義としては海から遠くは慣れた内陸を指すが、スコットランドに伝統的に見られるような海沿いのリンクスランドではないコースを指して使われる。インランド
inside 対戦相手の球よりもホールにより近い位置にあること。アウェイの反対語。インサイド
interlocking 右打ちのプレイヤーなら、左手の人差し指と右手の小指を絡み合わせるグリップをいう。左打ちの場合は逆となる。インターロッキング
iron クラブの発達に伴って意味するものが変わって来た言葉である。木製だったクラブヘッドに鉄が使われるようになり、1850年頃までは大きなロフト角がつけられ、重いもの(ヘビー・アイアン)と軽いもの(ライト・アイアン)があった。19世紀後半になって、砂や轍、あるいは水中など、特定のライに応じたクラブや、 ピッチングや短いアプローチのための用途別鉄製ヘッドをもつクラブが登場し、アイアン(the irons)と呼ばれた。すでにその頃、クリーク、アイアン・ニブリック、アイアン・パターが出て来ていたが別扱いだった。19世紀終盤から20世紀初頭にはロフトの小さい鉄製ヘッドクラブが出てきて「オーディナリー・アイアン(ordinary iron)」あるいは「ミッド・アイアン(mid-iron)」と呼ばれた。1930年以降、現在まで、おもに距離を打ち分けるために長さとロフト、ライの角度を変えて設定された一連のクラブを指す。番手に応じた呼称があったが、現在では1番から9番までの番号がつけられ、さらにウエッジまでを含めてアイアンと総称される。アイアン
jerk ラフや砂地、あるいは悪いライから、球の下の地面にもぐらせるようにヘッドを打ち込むこと。一般義は、急にぐいっと引くことだが、小さなスウィングでカットするように打ちおろし、インパクトでヘッドが止まるような打ち方となる。ジャーク
jigger ロフトの小さい、シャローフェイスでシャフトの短いアイアン・クラブで、おもに短いアプローチで使われた。現在では一般的ではなくなっている。16世紀英国で流行した速い動きのダンスをジグ(jig)といったが、関連は定かでない。ジガー
juicy lie ボールが浮いた状態の良好なライ。「ジューシー・ライは、美味しいライ」, ジューシー・ライ
jump フライヤーになること。通常よりバックスピンがかからず、高弾道で飛距離の出るショットが出ること。予想より高く、強く飛び出していくこと。
jumper Flyerと同義。通常よりかなり高く飛び出すボールを指す。「それほど深くないラフだったのにかなりジャンプした」, ジャンパー
jumpy lie フライヤーになりやすいライ。
kick 地面に着弾したボールが弾むこと。「ショットは良かったのにキックが悪かったですね」, 落下した球が予想外の方向に跳ねること。おそらくクリケットでの使われ方が借用されたと見られる。当初は、好ましからざる跳ね方をしたときに使われる言葉だった。キック
kick-in distance パットの距離が極めて短いさま。足で無造作に蹴っても入るほどの距離。キックイン・ディスタンス
knee knocker 3〜4フィート(90cm〜1m20cm)。決められそうなのに、不安で膝がガタガタとふるえる距離のパット。「お願いパット」。ニー・ノッカー
lag パッティングや短いアプローチでホールに近づけるショット。行き過ぎないように手前につけるようにする。コインやビー玉をある目標に近づけるように投げること(遊び、順番決め)からの転用。ラグ・パット(lag putt)。ラグ
lag, lag putt 長いパットの際、ホールの手前にできるだけ近づけるように打つこと。ホールの手前の近い位置に止まるパット。ビー玉遊びで順番を決める際に、ある線に向かって投げることからの転用か。「グレート・ラグ!」「2mをラグした」, ラグ
laid back クラブフェイスのロフト角度が大きいこと。または、打ち出すときのロフトが大きくなるように、クラブを後方に傾けているさま。レイド・バック
lateral 打ってすぐ横に飛んだショット。「ティーショットでラテラルを打っちゃって、ラテラル・ハザードに入れた」, ラテラル
lawyer 1)ルールを徹底して遵守しようとする人。「あの人は弁護士だろう。番手を聞いたら2打罰くらった」2)ルールに関して熟知しているようなそぶりで、疑うことをしない相手から掛け金を巻き上げる人。ロイヤー
lay 球をある位置に止まるように打つこと。レイアップのレイであり、確実にある位置に置くというニュアンスがある。レイ
lay back 打ち出すときのロフトが大きくなるように、クラブを後方に傾けること。ロフトを寝かせるようにクラブを傾けて構えること。レイ・バック
lay up グリーンを捉えようとするのではなく、ハザードや難しいライを避けて、おもにそれらに届かないように手前に止まるように打つこと。刻むという訳語の語感のように、距離と方向をコントロールして打つこと。レイアップ(layup)は、そうやって刻まれたショットのこと、あるいは刻みの必要なホールを指して使う。レイ・アップ
layout ゴルフコースのありよう。とくに設計上の視点からさす場合。レイアウト
leak 右打ちの場合、ターゲットにまっすぐの球を意図して打った際、わずかに右にそれた場合、ショットがリークしたという。leakは「漏れること、お漏らし」の意味。はじめはまっすぐに飛んで、最後になってわずかに右にそれることを指すことが多い。左に流れた球については言わず、左打ちでは左にそれた場合を指して言う。リーク
leave レイアップの次打。残したい距離とアングル、ライを念頭に置くこと。
length 距離の出るショットが打てること。文字通り訳せば「長いこと」となる。レングス
lie インプレイの球が止まっているときの地面の状態。18世紀前半にはすでに使われていた用法である。あるいは、プレイヤーが打つためにスタンスをとる際の地面の状態。動詞としては、コース上のある地点に球が止まっていること、あるいは、あるホールをプレイ中のプレイヤーが、すでに何打を打っている状況にあるかということ。ライ
lie2 打つためにクラブをソールして構えた時に、シャフトと地面がなす角度を指す。19世紀半ばから使われている, ライ
lift インプレイの球を持ち上げること。ホールアウトまで球に触れてはならないのが原則だが、たとえばアンプレイアブルの処置、あるいは、いわゆるウィンター・ルールのためである。リフト
like あるホールをプレイ中に、相手と同じストローク数になるショットのことをいう。マッチプレイでは相手とのストローク数の差がホールごとの勝敗を決めるため、ティーショット以降、つねに相手の打数を念頭に置きつつプレイを進めることになる。ある時点で、同じ打数になるショットをライク、相手より一打多くなるショットをオッドという。これらの言葉はストロークプレイの主流になるにつれて使われなくなってきている。ライク
line おもにパッティング・グリーン上で、ホールへ入れるためのパットの予想軌道を指す。また、スルー・ザ・グリーンでパッティング・グリーンへ向かうショットの方向、すなわち、そのホールにおける望ましいルートを指す。ライン
line up パットのラインを調べること。ライン・アップ
links スコットランド語に由来する。隆起、うね(ridges)、小山、丘(hummocks)、あるいは起伏に富む野原(rough open ground)を意味した 古スコットランド語のlinks、lynkis、さらに古英語で隆起、土手、丘の多い土地を意味するhlincas(hlincの複数形)が語源である。鎖の輪や関連を意味するlinkはスカンジナビア語起源で中英語からの語で、無関係。そのまま複数形として使われるスコットランド語としては、起伏のある拓けた野原を指し、とくにローランド東海岸の海沿いの低地の広がりを意味する。そこは中世から町の共有地となっており、アーチェリーやボウルズ、ゴルフと言ったスポーツの場として使われて来た。砂地で木がなく、うねるような起伏や小山、砂丘がある場合が多く、ベント芝に覆われ、ハリエニシダのブッシュがあるというというのが特徴である。17世紀半ばの文献からスポーツ用地として言及されている。また、通常は単数として、上述のような土地に設定されたゴルフ・コースを指して使われ、19世紀終わり頃には場所を問わずゴルフ・コースを指す用例も出て来た。リンクス
linksland スコットランドのリンクスを典型とする海岸沿いの土地。初出は60年代のアメリカで、新しい表現のようである。リンクスランド
linksman ゴルファーのこと。20世紀はじめに初出。リンクスマン
lip ホールの縁のことをくちびるに喩えていう。19世紀終盤には使われていた。動詞として、パットがホールの縁をたどるように回りながらも入らないこと。リップ・アウト(lip out)ともいう。プレイヤーがそうしたパットを打ったときにも使う。リップ
loft 動詞として、ロフトの大きいクラブで高くあがるショットを打つこと。19世紀半ばには使われていた。また、クラブフェイスがシャフトとの間で作る角度のこと。ロフト
lofted ロフト角が比較的小さい、いわゆる「ロフトの立っている」アイアンを指す。ロフテッド
lofter いまではもはや使われていないが、おもにアプローチで用いられたロフトの小さいアイアンのこと。ロフテッド・アイアン(lofted iron)とも呼んだ。ロフター
long 飛距離の長いことを指して形容詞として、また、遠くまで、長い距離を、という副詞として使う。さらに、飛距離の出るプレイヤーを指しても使う。また、クラブについて使う場合には、より飛距離の出るクラブを指して使い、コースについてなら、気象条件によってあたかも全長が伸びたかのように、プレイヤーに飛距離を要求する場合に使う。ロング
long driving 飛距離を出したショットを放つこと。ちなみに、日本で使われる「ドラコン」は英語ならロング・ドライビング・コンテスト( long driving contest)である。形容詞として長大な飛距離を出せる能力のあることをロングドライビング(long-driving)という。ロング・ドライビング
long game 距離を出すためのショットや、距離のある地点を狙うショットの技量(1881)。「ロングゲイムの理想はファー・アンド・シュア(far and sure)だ」, ロング・ゲイム
long irons 比較的ロフト角が小さく、飛距離の出るアイアンを指す。パティー・バーグは1941年の著書『Golf』のなかで、ロング・アイアンに括弧をつけて注釈的に「1番、2番、3番、4番」と書いている。同様に、バイロン・ネルソンは『Winning Golf(1946年)』のなかで、「1番、2番、3番」と記し、ボブ・チャールズは『Left-handed Golf(1965年)』で、1番から4番までをロング・アイアンと呼んでいる。ロング・アイアン
loop ゴルフの1ラウンドのこと。一般義は輪であり、ゴルフの18ホールはクラブハウスから出て行って、再び戻ってくることになるので、回るというニュアンスになじむ。初出は60年代後半。ループ
loose impediments ルール用語でオナラブル・カンパニーオブ・エディンバラ・ゴルファーズの1809年のルールにすでに使われている。ルール上では次のように定義されている。ルース・インペディメンツとは自然に存在する物であり、次のものを含む;石、木の葉、木の枝など、動物の糞、虫類や、虫類が地上に吐き出したり掻き出したものやそれらの山。ただし、前記のものであっても次のものは除く;固定されているもの、生長しているもの、地面に固定されたように埋まっているもの、あるいは、球についているもの。砂と砕けた土は、パッティンググリーン上にあるならルース・インペディメンツ、それ以外の場所ではルース・インペディメンツでない。雪と自然にできた氷(霜は除く)は、カジュアル・ウォーターとして扱うかルース・インペディメンツとするかを、プレイヤーが選択できる。露と霜はルースインペディメントではない。ルース・インペディメンツ
made cut but did not finish カットのある試合で、規定通りのカットを通過したにもかかわらず、その後のラウンドをプレイしないこと。米PGAツアーで、週末のゲーム進行を考慮して採用されている。MDFと略されることもある。
Magic Move 故ハーヴェイ・ペニックの使った言葉。バックスイングのトップからダウンスイングへと切り返す動きをいう。なめらかで、体重は左へ移動し、左サイドがスイングの邪魔をしないようになることをマジックムーブと言った。
makable 少し長いのではずしてもおかしくないパット。4〜6フィート(約1m20cm〜2m)。missable(ミスアブル)と対になる用語。和訳語とすれば「決めごろ」か。長さや曲がり方から難しくはないと思われるパットについて言う。メイカブル
make あるスコアでラウンドをすること、コースを回ること。19世紀。メイク
marker 1)ストローク戦でスコアをつける役を担う者。19世紀はじめ初出。2)ティー印愚グラウンドにおいてティーショットの区域を示すための一対の物体。マーカー
marshal 競技会などでギャラリーの統制をとるための担当者。マーシャル
mashie 大きくて重いハンマー(大槌)を意味するスコットランド語mashの指小辞。19世紀に使われていたアイアンクラブで、マッシーアイアンよりもロフト角があり、マッシーニブリックよりもロフト角が小さい。20世紀になって5番アイアンの別称としても使われた。ビリヤード用語に、キューを垂直近くに立てて打ち、球に強いバックスピンをかける打ち方を意味するmass があり、関連がうかがわれる。マッシー
mashie-iron マッシーよりもロフト角が小さく、飛距離を出すクラブとして使われていた。マッシーアイアン
mashie-niblick アイアンクラブで、マッシーとニブリックの間のロフト角をもち、ピッチングに使われた。20世紀には6番アイアン、または7番アイアンの別称だった。マッシーニブリック
match 競技者が二つのサイドに分かれ、ホールごとにスコアの優劣で勝敗を競う試合のこと。18世紀から文献に見られる。マッチ
match play ゴルフの最初の競技形式。二つのサイドがホールごとにスコアで優劣を争い、決められたホール数での勝敗を競うもの。マッチプレイ
match player ストロークプレイよりもマッチプレイを得意としているゴルファーのこと。マッチプレイヤー
meadowland 豊かな芝地、牧草地。メドウランド
medal play 多数の競技者が同時的にプレイして、決められたラウンド数の合計スコアを競う競技形式で18世紀後半に行われるようになった。その勝者にmedal(メダル)が贈られたことからストロークプレイの名称となった。メダルプレイ
mid-iron ドライビングアイアンよりもいくらかロフト角のつけられたアイアンのこと。2番アイアンの別称。ミドルアイアンを意味することもある。ミッドアイアン
mid-mashie 3番アイアンの別称。ミッド・マッシー
middle アイアンについてミドルというとき、飛距離やロフトが中程度であるクラブを指す。全英オープン覇者のボブ・チャールズ(ニュージーランド)は自著のなかで「ミドルアイアンとは5番、6番、7番アイアンを指す」と記している。アメリカのトム・ワイスコフは1969年の著書の中で4番、5番、6番を意味すると書いている。ミドル
middle spoon, mid-spoon かつて使われた木製ヘッドクラブで、ロングスプーンとショートスプーンの中間のロフトを持つクラブ。ミッドスプーン
misclub クラブ選択を誤った際に言う。ある意図に不適切なクラブ。ミスクラブ
misclub クラブ選択の間違いをすること。ミスクラブ
mishit 当たり損ね、あるいは意図したとおり打てず、ボールがターゲットから離れた方向に飛んだ場合を言う。「ミスショット」は使われない。ミスヒット
misread グリーンの読みを誤ること。ミスリード
misread グリーン上で球の転がり方について間違った予想をすること。ミスリード
missable 少し長いのではずしてもおかしくないパット。4〜6フィート(約1m20cm〜2m)。makable(メイカブル)と対になる用語。ミスアブル
missable 「外しごろ」のパット。長さや曲がり方から簡単ではないと思われるパットについて言う。ミスアブル
moon shot 非常に高く上がったティーショット。ムーン・ショット
Moving day 4日間トーナメントの3日目をいう。通常は二日間36ホール時点でハーフウエイカットが行われる。優勝争いをするためにプレイヤーたちが上位を目指す様をいう表現。皮肉的に、ハーフウエイカットで後半に残れなかったプレイヤーたちが帰路についたり、次の試合会場へ移動することを指すこともある。
muff 打ちそこなうこと。マフ
Mulligan 発祥不明。USGAによると1920年代のカナダのゴルファー名に由来する。ミスショットが出たときにもう一回打ち直すこと。ルール上は認められないが、プレイヤー同士の取り決めで、とくにティーショットについて言われることが多い。言葉自体は北米ではある種のシチュー料理を指す言葉でもある。マリガン
Nassau 由来は不明。ゴルフの賭けの方法で前半9ホール、後半9ホール、そして合計18ホールのそれぞれに同額をかける。ナッソー
neck クラブヘッドのシャフト装着部に近い、細くなっている部分。ネック
nerve 神経という意味だが、プレイ中の精神状態を指して使われる。精神力、気力、大胆さ、落ち着き、沈着さ、忍耐力、勇気、度胸、胆力、不屈、自律。悪い意味ではいらだち、緊張、臆病さ、おじけ、不安、憂鬱、厚かましさ、神経過敏、興奮。とくに勝負のかかる場面で試されるプレイヤーの精神的能力について言う。ナーヴ
net nettと綴られることもある。ハンディキャップを引いた、もしくは足したスコアのこと。19世紀から。ネット
Never Up, Never In ホールに届かなければ、決して入らない、の意。弱すぎるパットを非難する言葉。ネヴァーアップ・ネヴァーイン
niblick 鼻を意味するスコットランド語nibの指小辞か。“ショートノーズ”の意味。19世紀にニブリックと呼ばれた木製ヘッドクラブはノーズ部分が比較的短いことから呼ばれたと思われる。アイアンクラブの二ブリックはフェース面が広く、マッシーよりもロフト角のあるクラブで砂地やラフからのショットで使われた。後年、9番アイアンの別称でもあった。ニブリック
Nice Putt, Alice ホールに届かず、かなり距離を残してしまったパッティングを評して言う。相手の性別にかかわらず使われる。アリスは米TVドラマにありがちな女子名だが、言われは不明。ナイスパット・アリス!
nine 9ホールのこと。9ホールしかないコースのこと。ナイン
nineteenth hole 19番ホール。クラブやコースのバーを指す。20世紀初頭から使われていた。ナインティーンスホール
No-Brainer 語感からは、まったく距離感のあっていないパットを指すように思われるが、その逆に、期せずして入ってしまったたいへん長いパットを言う。ノー・ブレイナー
nose ウッドクラブのトウの別称!, ノーズ
ocean liner 20〜30フィート(約6〜9m)。郊外からの通勤快速のような語感。首都圏なら「湘南ライナー」か。オーシャン・ライナー
odd, odds プレイ中のホールで、対戦相手の打数より一打多くなるストロークのこと。オッド
offset クラブの形状について、ネック、またはホーゼル部分が曲がっていて、シャフトの延長線よりもクラブヘッドが離れていること。オフセット
on ゴルフの文脈でオンと言えばアプローチショットでグリーンに乗せること。onは基本的に上にくっついていることを意味します。オン
one up マッチプレイで1ホール分、勝ちこしていること。比喩的に心理について使う場合もあり、競技相手よりも心理的に有利であることを言う。ワンナップ
one-putt 一度のパッティングでホールアウトすること。ワンパット
one-shot ワンショット・ホール”のように、ホールについて使い、グリーンに一打で乗せることを意味する。one-shotter(ワンショッター)とも言う。ワンショット
open 1)アドレス時のプレイヤーが球と目標を結んだ線に対して開いている状態を言う。目標側の足が、もう一方よりも線から離れていること(スタンスがオープン)、左右の肩を結んだラインが球と目標を結んだ線に対して開いていて(肩のラインがオープン)、結果として身体の正面がわずかに目標方向に向くこと(身体がオープン)を言う。2)クラブを構えたとき、またはスイングの途中でフェース面を開くこと。3)競技会について、出場資格に制限がなく誰でも挑戦できること。オープン
out of bounds bound(バウンド)にはいくつかの意味があるが、この場合は複数形で境界、限界、境界線で囲まれた区域を意味する。“out of bounds”は慣用句で、境界線の向こう側にあること、届かない状態、禁じられていること。ゴルフでは委員会によって表示された区域を指し、表示のための白い杭や白い線を含める。その内側はinbounds(インバウンズ)となる。球全体がアウトオブバウンズにある場合、その球はアウトオブバウンズ。inbounds(インバウンズ)にある球をプレイするためにアウトオブバウンズに立つことはできる。アウトオブバウンズ
outside agency 日本ゴルフ協会の邦訳ルールでは「局外者」と訳されている。反対語を“局内者”とすれば、ストロークプレーではそのプレイヤーのキャディー、その時プレイしている球、あるいはそのプレイヤーのサイドの携帯品を指す。それ以外のものはすべて局外者である。マッチプレイでは相手のキャディー、その時プレイしている相手の球、相手の携帯品も“局内者”に入る。レフェリーやマーカー、オブザーバー、フォアキャディー、観客、犬、野鳥などは局外者。agencyはagentから派生した語で、「ある行為をする人、ある種の結果を引き起こす人,もの」というのが本来の意味。プレイに何かの作用を及ぼすもの、という意味だが、ルール上、風や水は局外者にはならない。アウトサイド・エージェンシー
over cooked 意図したよりも遠くへボールを飛ばしてしまったり、カットやドローをかけ過ぎたときに“cooked it”と言う。パットについても使われる。オーバー・クック
overclub 目標までの距離よりも飛ばせるクラブを選ぶこと。オーバークラブ
overclub 球を打つ際に必要な距離以上に飛距離を出せるクラブを選ぶこと。結果的にあるショットの飛距離が出すぎてしまった場合の、クラブ選択のミスについても言う。オーバークラブ
overgolf ゴルフのしすぎ。オーバーゴルフ
overlap グリップの方法の一つ。overlapping, オーバーラップ
overspin 進行方向への球自体の回転。オーバースピン
pair 1)マッチプレイで同じサイドのパートナーとなっている二人のこと。2)ストロークプレイで同じ組で回る二人の競技者のこと。ペア
pairing ストロークプレイの競技会で二人一組で回るようにプレイヤーを組み合わせること。また、その組み合わせのこと。組み合わせが3人以上の場合はgrouping(グルーピング)と言う。マスターズではマスコミに用語の使用について使い分けるように要請がなされる。ペアリング
par 1891年の雑誌『Golf』に初出。ラテン語由来の語で、もともと、価値が同等であること、同水準であることを意味する。そこから「標準」の意味となり、標準状態を指すようになった。さらに精神や健康が正常であることを言う。商取引では額面価格、為替平価を指す。パー
park, parkland 緑豊かな自然が残されていながら、手入れされたコースをいう。英国での大地主や貴族の大庭園、狩猟のための猟地、レクリエーションのための自然の残された公園をpark(パーク)と呼んだところからのイメージか。パークランド
partner, playing partner マッチプレイでは同じサイドで一緒にプレイする味方のプレーヤーを言う。ストロークプレイでは同じ組でプレイするプレイヤーのことを言う。パートナー
pawky / p ki/人をだますこと、策略を意味するスコットランド語のpawkから、抜け目のないプレイヤーのことをいう。ずる賢いという意味もある。ポーキー
peg ティーのこと。ペグ
penal コースについて科罰的という意味で、ミスショットによってスコアが悪くなるように設計されていることをいう。ペナル
pick up ホールアウトせずに球を拾い上げること。ピックアップ
pill 薬のイメージが強いが、野球やゴルフではボールの俗語的表現。1841年の文献から見られる。ピル
pimple bramble(ブランブル)に同じ。ピンプル
pin 旗竿のこと。19世紀末から文献にある。ピン
pin placement グリーン上のホールの位置。pin position(ピンポジション)、pinsetting(ピンセッティング)とも。ピンプレイスメント
pin-high アプローチがピンまでとほぼ同じの距離でピンの左右に止まること。「ホール・ハイ(hole-high)」も同義。「凄いな、ピン・ハイですよ」, ピン・ハイ
pin-high グリーンを狙う際の言葉で、ピンまでとほぼ同距離のピンの左右の位置。ピンの手前でも奥でもなく、通常はグリーン上の位置を指すが、限定しない。ホールハイとも言われる。ピンハイ
pinsetter ホールの位置を決める担当の競技委員, ピンセッター
pitch ゴルフでは球を上げて飛ばすこと。とくにアプローチショットについて使う。ゴルフ史上最初のプロと言われるスコットランドのアラン・ロバートソンの切り抜き帳(1858年、R&A所蔵)に「・・・アイアンヘッドのクラブは厄介な場所を越える“pitch(ピッチ)”のため、あるいは“loft(ロフト)”のために用いるべし」と書かれた新聞の切り抜きがある。またpitchは打たれた球が地面に着弾すること。pitchされたショットのこと。これらも19世紀の文献からある。ピッチ
pitch-and-putt いわゆるミニコース、パースリーコースで、アプローチとパットだけでプレイできるように設計されているコースのこと。ピッチ・アンド・パット
pitch-and-run アプローチショットのうち、短い低めの弾道のピッチショットを打ち、着弾してからかなり転がすことでピンに寄せる方法。ピッチ・アンド・ラン
pitch-in ピッチがホールアウトすること, ピッチイン
pitching irons ショートアイアンを指す言い方のひとつ。ピッチングアイアン
Pitchmark グリーンに着弾したボールが作ったくぼみのこと。
pivot スウィング中の肩、体幹、骨盤の回転。ピヴォット
placement 目標地点へ打つショットに際しての判断と正確さを言う。プレイスメント
plateau 上部が平面になっている丘のこと。あるいは、丘の上にあるパッティンググリーンのこと。プラトー
play 球をクラブで打つこと。球を打つためにクラブを使うこと。ゴルフをすること。プレイ
play club ロフト角がもっとも小さく、もっとも飛距離の出るクラブのこと。ドライバーの古称。1735年の文献から見られ、1920年代まで見られた。プレイ・クラブ
play off 1)今では言われなくなっているがティーからドライブを放つことを言った。1793年の文献から見られる。2)勝敗を決っするために追加的ホール、またはラウンドをプレイすること。playoff, プレイオフ
playability コースについて満足感の得られるプレイが可能であるかどうかの質的な状態をいう。プレイアビリティー
playable 球がプレイできる状態にあること。プレイアブル
playing professional トーナメントに出ることを主な生業としているプロフェッショナル・ゴルファーのこと。プレイイング・プロフェッショナル
plus fours ゆったりとしたニッカーボッカーズの俗称で1920年代から30年代の男性ゴルファーに流行した。ひざ部分に4インチ(約10cm)のゆとりが持たせてあることからそう呼ばれ、そのゆとり部分がひざの上にかかり、ゴルフのスウィングに適するとされた。プラス・フォーズ
plus-man スクラッチよりもいいハンディキャップを有するゴルファー。プラスマン
poley 旗竿の長さ以内のパット。「ナイス・ポーリー!」, ポーリー
pop 距離の短いショットで、打ってすぐに高く上がる球を打つこと。ポップ
pop-up おもにドライバーやフェアウエイウッドによる大きく上がるショット。その時のクラブは「ピッチング・ウッド」「ウエッジ・ウッド」と呼ばれることになる。ポップ・アップ
Post Birdie Syndrome バーディーをものにした直後に調子を崩すこと。「ポスト・バーディー・シンドローム」, PBS
pot bunker 深くて比較的小さいバンカーのこと。potは丸くて深いなべ、つぼ、かめ、鉢など。あるいは便器の俗称でもある。ポットバンカー
preferred lies ローカルルールとして設定されるプレイスのこと。球をマークし、拾い上げて、所定の範囲内にプレイスすることが許される措置。拾い上げた球は拭くことができる。winter rule(ウィンタールール)のこと。プリファードライ
president アイアンクラブのひとつでニブリックと同程度のロフト角で、フェース面には大きな穴があけられているクラブ。水中のボールを打ち出すのに使われた。プレジデント
press 1)無理やり、力任せに打とうとすること。2)追加的な賭け。プレス
pretty フェアウエイの別称。20世紀初頭に使われていた模様。プリティー
pronate 回内。身体の動きを表す用語の一つ。手、足を内側に回す動き。逆は回外。pronation, プロネイト
provisional 暫定的の意。時間節約のためのプレイ方法。provisional ball(暫定球)を指す。暫定球とは球がアウトオブバウンズであるかも知れない場合や、見つけられず紛失球となるかも知れない場合(ウォーターハザードに入ったことが明らかな場合を除く)に規則27-2に基づいてプレーされる球をいう。プロヴィジョナル
publinx public linksのこと。パブリンクス
pull 右打ちの場合、打ち出しから目標方向の左に飛んでいく球を打つこと。yankともいう。ボールへ向かうクラブヘッドの軌道に起因する。19世紀半ばから使われていた。プル
pull 右打ちのプレイヤーの場合、目標方向に対して左へ打ち出してしまうこと。プル
pull cart 手曳きカートのこと。プルカート
pull-hook 右打ちのプレイヤーの場合、目標方向に対して左へ打ち出し、さらに球の横方向のスピンによって左へ曲がって飛んでいくショットを打ってしまうこと。プル・フック
punchbowl 丘に囲まれたくぼみを指して19世紀にイングランドで使われた。ゴルフコースではくぼんだ場所に造られているパッティンググリーンを指す。パンチボウル
Pure shot 手応えよく、まっすぐ狙った方向に飛ばすことができた会心のショット。「ピュアなショットだったね」「ピュアに打てた」, ピュア・ショット
push 右打ちの場合、打ち出しから目標方向の右に飛んでいく球を打つこと。プルと対照的なミス・ヒット。pushは他に、インパクトでボールを目標方向に「押す」動作を言う。その際、左手首の角度はできるだけ維持され、比較的弾道の低く、スピンのよくかかったボールになる。プッシュ
push 右打ちのプレイヤーの場合、目標に対して右に打ち出してしまうこと。プッシュ
putt やさしく押す、そっと突く、という意味のスコットランド語に由来。標準南部英語の同語がスコットランドではputとつづられたが、発音はゴルフではどちらもパット(/p t/)だった。18世紀から使われているが、20世紀になってputのつづりは使われなくなった。パット
putt out 球をホールアウトすること, パットアウト
putter パッティングのためのクラブ。18世紀から文献にある。また、パッティングに定評あるプレイヤーのことも言い、19世紀の文献から見られている。パター
putty 19世紀後半のガッタパーチャ・ボールの時代により柔らかい『Eclipse(エクリプス)』というボールが売り出されて人気を博した。1890年出版のホレス・ハッチンスンによる書には、ガッタパーチャが“ガッティ”と呼ばれたのに対して、この柔らかいボールは“パティ”と呼ばれたと記されている。パティ
quail-high quailは小型のキジ類の猟鳥、ウズラのこと。ウズラは高く飛ぶこともできるが、キジ類は地面を歩いて捕食し、低く飛ぶことが多いことから、クウェイル・ハイは舞い上がらずに低く飛ぶ様子を指す。クウェイル・ハイ
quarter shot スイングの小さなショット。ハーフショットよりも小さい。19世紀から。クウォーターショット
Quitting インパクトでクラブヘッドが減速すること。
rabbit 初心者を指す。プロゴルファーについて使う場合には、ツアーの試合にレギュラーとして出場する資格を持たず、予選に出なければならない者のこと。初出は1960年代。ラビット
rake /r k/熊手、レーキのことだが、ゴルフのアイアンクラブの名称でもあった。ロフト角があり、フェース面に縦に切れ込みが入れられていて熊手のようになっている。水中や砂地からのショットに使われた。レイク
rap /r p/パッティングでボールを打つこと。比較的しっかりと強めに打つことを言う。ラップ
read パッティンググリーンを注意深く観察し、起伏や芝目を把握すること。グリーンを“読む”こと。リード
readable パッティンググリーンがリード可能なこと。グリーンの起伏や芝目を把握可能であること、“読める”こと。リダブル
recover ラフ、ハザードといった好ましからざる場所から、次打が困難でない場所に打つこと。名詞形はrecovery(リカバリー)。リカバー
regulation パーのスコアを言う。レギュレーション
relief ルールに基づく救済措置のこと。ルールに定められた特定の条件において、無罰で球を拾い上げ、ドロップできる措置のこと。リリーフ
reverse overlap クラブの握り方のひとつ。右打ちプレイヤーの場合、オーバーラップが右手の小指を左手の指の上や間にかぶせるのに対して、リバースオーバーラップでは右手の指の上に左の指を乗せる。リバースオーバーラップ
ribbed rib(リブ)は肋骨。肋骨状のものを指す。葉脈や田のあぜ、うねも言うが、ゴルフではかつてアイアンのフェース面が特徴的に肋骨のように抜き切られているももがあり、ribbedと呼ばれた。ちなみに、グリップの背面を不わずかに膨らませてあるものを日本ではバックラインと呼ぶが、英語圏ではribと呼ぶ。リブド
rifle 距離を出しながら、しかも精度の高いショットを打つこと。20世紀後半初出。ライフル
rim ホールの縁を球が回ること。19世紀末初出。リップ(lip)と同義。リム
rim out リムした球がホールに入らないこと。リップアウト(lip out)と同義。リムアウト
roll 1)打たれた球が地面に落ちてから転がること。2)球を打ち上げずに転がすこと。3)スイング中に手首を回すこと。ロール
roll in 球が転がってホールに入ること。ロールイン
rough ゴルフコース内で、芝の短く刈られていない場所、芝以外の植物があってプレイしにくい場所。初出1907年。ラフ
round コースのすべてのホールをプレイすること。かつてはコースによってホール総数は違っていたが、現在では正規のラウンドは18ホールと定められている。1744年初出。ラウンド
royal and ancient The Royal and Ancient Golf Club of St. Andrewsのこと。1834年に英国王ウィリアム4世によって称号を与えられた。ゴルフを指して“royal and ancient game”と呼ぶこともある。ロイヤル・アンド・エインシャント
rub ラブ
rub of the green ラブオブザグリーン
run 1)打たれた球が地面に落ちてから転がること。1889年初出。2)球を打ち上げずに転がすこと。ラン
run down ホールに落とし込むこと。1900年初出。ラン・ダウン
run in ホールに落とし込むこと。1977年初出。ラン・イン
run up run-upはグリーン周りの上り傾斜で短いアプローチショットを打ってグリーンに転がし上げること。ラン・アップ
rut iron 道路のわだちにある球を打ち出すための特殊なアイアンの名称。rutter, rutting iron, rutting niblick, ラットアイアン
sammy ジガーのように、主にアプローチで使われたアイアンで、フェース面が丸いもの。サミー
sand バンカーの中の砂。そこからバンカーを指し、さらにバンカーからのプレイを指す。サンド
sand iron 重く、ロフト角があり、硬いシャフトが装着されているアイアンで、バンカーで使われた。いまではサンドウエッジのことを意味する。サンド・アイアン
sand wedge 1928年の米国特許局の書類に、テキサス州ヒューストンのEdwin Kerr McClainによる申請が残されている。サンドウエッジ
sand-blaster サンドウエッジのこと。サンドブラスター
sandy, sandie バンカーに入れながらパーで上がること。「ナイス・サンディー!」, サンディー
scare かつてのウッドクラブは19世紀末にヘッドにドリルで穴を開けてシャフトを差し込む方法が導入されるまでは、ヘッドに刻み目を入れてシャフトを挟み込み、組み継ぎにしていた。スケアとは、その方法でヘッドとシャフトを組み付けた部分を指すスコットランド由来の言葉。スケア
Schenectady, Schenectady putter アルミニューム製ヘッドの中央寄りにシャフトが装着されているパターで、1903年にニューヨークのスケネクダディーに住むArthur F. Knightによって特許取得されたもの。このパターによってウォルター J.トラビスが1904年に全英アマチュア選手権に優勝し、直後にR&Aによってルールで使用禁止とされた。スケネクダディー
sclaff, schlaff /skl f/球を打つとき、インパクトの前にクラブを地面にこすらせること。平手打ちをする、ぴしゃりと打つという意味のスコットランド語sclaffに由来。擬音語的に使われる。打ち損じて球より先に地面をこすってしまい、意図した飛距離が出ないショットをさしても使う。19世紀から。ホレス・ハッチンスン(1890)はbaffと同義と言っている。スクラッフ
scoop 球を救い上げるように打つこと。スクープ
score play ストロークプレイと同義。スコアプレイ
scoring クラブフェースに溝、パンチマーク等をつけること。スコアリング
Scotch foursome マッチプレイの一つの形式であるフォーサムのこと。アメリカでは4人のプレイヤーが一緒の組でプレイしていることをフォーサム、二人一組ならツーサムというように、単純に人数を示す言い方として捉えられることが多いために、同サイドの二人が組んで一つの球を交互に打ちながら2対2で対戦するマッチプレイの形式を表す際に「スコッチフォーサム」が使われることがある。現在でも使われ方は同様なので、文脈次第で判断しなくてはならない。スコッチ・フォーサム
scramble ミスの多いゴルフをすること。または、ミスをしながらも何とかスコアを大きく崩さずにプレイをすること。20世紀初めの文献から見られる。scrambling, スクランブル
scrambler ショットが乱れながらもいいスコアを出していくプレイヤーのこと。「スクランブル(scramble)」はチーム対抗戦の競技形式の名称でもあるが、狭義ではグリーンをはずしながらもパー以下のスコアで上がることを指す。「チッピーに、サンディーか。彼はスクランブラーだ」, スクランブラー
scrambler ミスショットが多いが、大胆なリカバリーで好スコアを出すプレイヤーのこと。スクランブラー
scraper 18世紀の文献に記述があるクラブの名称で、おそらくロフト角の大きいウッドクラブのこと。スクレイパー
scratch scratchの元来の意味はひっかく、かき傷をつける、かきつける。19世紀の陸上競技で、競走の際に地面に記したスタートラインのことを指していた。ハンディーキャップ採用のレースでは、ハンディーキャップに応じてスタートラインが前方に設定された。ハンディーキャップのない者はこのスクラッチからスタートした。ここから、さまざまなスポーツで、ハンディーキャップがゼロであることをスクラッチと呼ぶようになっている。さらに、「スクラッチからスタートする」という表現は、何かを成し遂げる際、助けを借りずにゼロから出発し、すべて自分の努力で達成しようとすることを意味する。ゴルフでは19世紀終盤の文献にある。なお、scratch score(スクラッチスコア)は、ハンディーキャップ・ゼロの者がプレイするときのそのコースの標準スコア(元来の意味でのパー)を指す。現代ゴルフのパーが主にそのホールの長さで決められるのに対して、スクラッチスコアは優れたプレイヤーがミスなしでプレイしたスコアであり、一概に距離ではなく、そのホールの難しさによって変わってくる。イギリスでは個々のコースが各ホールのスクラッチスコアをあらかじめ出しておいて、SSS(standard scratch score;スタンダード・スクラッチ・スコア)として表示していることが多かった。アメリカではコースの難易度のレイティングシステムがUSGAによって考案されている。スクラッチ
scruff 打つときにインパクトの前にクラブヘッドで地面をかすめたり、こすること。スクラッフ
scuff ボールを打つ前に芝面をこすってしまうパット。チップ・ショットの際にも使う。「いまのはスカッフだったよ」, スカッフ
scuff 打つときにインパクトの前にクラブヘッドで地面を叩いたり、こすったりしてしまうこと。スカッフ
second ティーショットに次ぐ第2打。セカンド
setup アドレスの際のプレイヤーの構え、姿勢。set up, セットアップ
shaft, clubshaft 訳語の候補は柄、軸、心棒といったところだが、いまさらしっくりこない。クラブの部分名としては1687年の文献にある。シャフト
shallow クラブフェースについて言うときは、フェースの高さが比較的低いこと。シャロウ
shank 文献的には比較的新しい用語で、初出は20世紀前半。アイアンのホーゼルでボールを打ってしまうことを言う。結果として鋭く右に飛び出した(右打ちの場合)ボール、またはシャンクの出る傾向を指しても使われる。ハリー・ヴァードンは引退も考えるほど悩まされたという。2005年には米PGAツアーで米ネットワークTVのCBSが中継中にDarren Clarke(ダレン・クラーク)のシャンクの瞬間を高速度撮影した。シャンクの際のアイアンヘッドの挙動が史上初めて放送された。「ソケット(socket)」とも呼ばれる。シャンク
shoot ゴルフでは、あるスコアを出すこと、あるプレイをすることを言う。シュート
short 球を打った際、狙った地点に到達しないこと。飛距離が十分でないこと。プレイヤーについて言うときは、その者が能力的に飛距離を出せないこと。コースに関しては、おもに気象条件から、規定距離よりも短く感じられること。ショート
short course 主にパー3で構成されたコース。ショートコース
short game アプローチやパットの技量(1890)。「きょうはショートゲイムのおかげでスコアがよかった」, ショート・ゲイム
short hole パー3のホールのこと。ジェームズ・ブレイド著『Advanced Golf(1911年)』に「ショートホールのうち最長のものは、もちろん、依然としてパー3でなくてはならない。しかし、ボギーは4であってもよい」と記述されている。この場合のボギーはスクラッチスコアのことだろう。“長いショートホール”という表現は、ゴルフ用語的に見て誤りではない。“小さな巨人”と同じような“公然の秘密”的形容矛盾を楽しめるし、ドラマへの期待を込めることもできる。なお、パー5のホールを別称としてロングホールと呼ぶと決めつけないほうがいい。短いパー5もあるわけだし、パー5よりも長いパー4もあるからだ。かつて日本でパー4は“ミドルホール”と呼ぶことがあったが、これも決めつけて使うとなると表現を不自由にしてしまう。パー4と言えば共通理解は得られるし、パーとは別にグリーンに届かせるために何打を要するかという観点でホールを表現するなら、英語にはtwo-shotter(トゥーショッター)という言い方もある。英語で命名するのは、ほかに言いようがない場合や英語を使う方が理解しやすい場合、あるいは独特の意味やニュアンスが感じ取れる場合にするべきだ。ショートホール
short iron バイロン・ネルソンは自著『Winning Golf(1946)』の中で7番、8番、9番のことだとしている。ボブ・チャールズは『Left-handed Golf(1965)』で8番、9番を指して使っている。ショートアイアン
shot 球を打つこと、またその結果として球が飛ぶこと、または一打というスコア。打撃をあらわす言葉にはstroke(ストローク)があり、ほぼ同義と言える。ただ、ストロークには動作や幅を感じる一方、ショットは打球音や弾丸のごとく瞬時に飛んでいく球のイメージがある。19世紀初出。ショット
shotmaker 「ショットメイキング(shotmaking)」。すなわち多種多様なショットを打つことのできるプレイヤーを指す。初出は19世紀前半。「彼は名うてのショットメイカーだ」, ショットメイカー
shotmaker 技術的に多様なショットを打つことのできるプレイヤーを指す。20世紀序盤初出。shotmaking(ショットメイキング)は多様なショットを打ち分ける能力のこと。ショットメイカー
shut クラブのフェース面が閉じてるさま。目標に向かってフェース面が倒されている状態。シャット
side マッチプレイにおいてはひとり、または複数のプレイヤーが二方に分かれて対戦するが、そのそれぞれを指して言う。19世紀から。サイド
sidehill プレイ中の球が目標方向に打とうとするときに、丘の左右のような傾斜の途中にあること。アドレスした際、球は基本的に足よりも上か、下に位置することになる。いわゆるつま先上がり、つま先下がりのライになることも多いが同義ではない。サイドヒルにある球を指してsidehiller(サイドヒラー)と言うこともある。サイドヒル
sidesaddle パッティングのスタイルの一つ。ホール、目標へ向かって体の正面を向けて正対して構え、パターをからだの横に置き、左右の手を離して握ってストロークする方法。サドルは馬に乗るための鞍。イップス克服のためにサム・スニードが採用した。サイドサドル
single 1対1のマッチプレイのこと。19世紀から。単数形シングルで使う一方、テニス同様、複数形のシングルスも単数扱いになり、ゴルフではマッチプレイの形式を示す。ちなみに野球では一塁打のこと。英語として一般にたった一つ、単独の、という意味であり、一人きりでプレイをするプレイヤーを意味する場合もある。また未婚の、という意味から複数形で独身者たち、となる。シングル
sink 球をホールに入れること。sinker(シンカー)はホールに沈むパットのこと。シンク
sit down 球がグリーンに落ちて止まること。シットダウン
sit up 球のライの状態がいいこと, シットアップ
skull ボールの赤道より上をリーディングエッジで打つこと。Scullとも綴られる。「ベリーと言うよりスカルだね」, スカル
skull, scull 頭蓋骨のことだが、アイアンクラブのリーディングエッジで球の中央部を打つことを指す。スカル
sky 球を非常に高く打ち上げること, スカイ
slice 19世紀より。スライス
slicer スライサー
slump どすんと落ちる、崩れ落ちる、沼などにはまり込むという意味から、比喩的表現として物価の暴落をいうようになった。そこから、元気がなくなる、落ち込む、の意で使われている。スランプ
smother 原義は窒息させるという意味だが、ゴルフではショットについて、球を押さえ込みつぶすように打つことをいう。距離も出ず、低い球になる。スマザー
snake 蛇のように曲がりくねるパットのこと。スネイク
snap-hook 急激に曲がるフックショット, スナップ・フック
socket アイアンクラブのホーゼルのこと。また、そこで球を打ってしまうミスのことで、シャンクと同義。ソケット
sole /s l|s l/クラブの底面を指す。通常は構えた際に地面に接する。19世紀から。また、アドレスの際にクラブを接地させることを指しても使う。ソウル
spade, spade-mashie フェース面が比較的高いアイアンクラブでマッシーよりもロフト角はいくらか大きい。スペイド
spare ショットの際に通常より力をかなり加減して打つこと。19世紀より。スペア
splash エクスプロージョンショットのこと。ラフから同様に打つことを指しても使う。スプラッシュ
spoon 初期のクラブはウッドもアイアンもフェース面が抉り取られたようにくぼんだ形状になっており、スプーンを連想させた。ドライバーに次いでロフト角があり、シャフトの長さの短いウッドクラブの呼称だった。18世紀の文献に初出。長さ、ロフト角の違いによってロング・スプーン、ミドル・スプーン、ショート・スプーン、バッフィング・スプーン等の名称も19世紀には見られた。20世紀初頭にはブラッシーよりもロフト角のあるウッドクラブを指し、後年、3番ウッドの別称となった。スプーン
spray 目標にまっすぐ飛ばせず、ショットが左右に散ることを指して使う。「僕はいつまでもスプレイ打法でね・・・」, スプレイ
spray ミスショットで左右あちこちに球を飛ばすこと。スプレイ
spread-eagle ゴルフでは19世紀末の文献に、フィールドの他のプレイヤーたち全員を圧倒して勝つこと意味して使われている。同じような表現でアメリカにはsteamroll(スティームロール)がある。直訳は翼を広げた鷲、であるが、競馬で圧倒的に勝利することを指して動詞として使われたのが転用された模様。英国陸軍では縛り付けられ鞭打たれる者を意味した。スプレッド・イーグル
spring クラブシャフトの柔らかさのこと。19世紀初出。スプリング
square, all square オールスクエア。マッチが互角であること。19世紀初出。異なる意味では、球を打つときのスタンスについて、目標と球を結んだ線に対して両足を平行になるように構えることをいう。またクラブフェースが打ち出す方向に対して正対していることを言う。スクエア
Stableford 1931年にイングランドのWallasey、およびロイヤルリバプールGCのメンバーであったフランク・ステイブルフォード博士が考案したストロークプレイの競技形式で、各ホールでスコアに応じてポイントを得て、けめられたホール数の合計で競うもの。たとえば、パーに対して1オーバーなら1点、パーなら2点、1アンダーなら3点、2アンダーなら4点、3アンダーなら5点。ステイブルフォード
stance プレイヤーが打つために構えたときの体勢、とくに、球、目標、打ち出す方向に対する足の位置をいう。18世紀から。スタンス
standard scratch score:SSS 標準打数, standard scratch score:SSS, スタンダード・スクラッチ・スコア, スコットランド
steal 距離があって、入りそうに思われないパットが入ること。口語でa stealを“ただみたいなもの、格安品”の意味で使うことがあるが、それに近い表現か。19世紀に見られる。スティール
stick ゴルフクラブの俗称。19世紀から。また、flagstick(フラッグスティック;旗ざお)の意。スティック
stiff ホールのごく近いところに球が止まること。“硬い”という意味の言葉だが、パットを外しようがないほど近い、というところから来ているのだろうか?, スティッフ
stipulated round 規定に基づく18ホールによって構成されるラウンド。スティピュレイテッド・ラウンド
stop バックスピンのことを意味して使われ、bite(バイト)と同義的に使われる。反対語はrun(ラン)でありover-spin(オーバースピン)、topspin(トップスピン)になろうか。ストップ
straight プレイヤーがドライバーショットを狙い通りにまっすぐ飛ばせることを言う。19世紀から。ストレイト
strategic /str t d k/ゴルフコース設計上、単にミスショットがハザード等につかまってしまうように設計されているのではなく、プレイヤーに攻略法を思案させるように設計されていること。ストラティージック
strike off ティショットをドライバーで飛ばすこと。18世紀初出。ストライクオフ
stroke クラブで球を打つ動作。一打のこと。18世紀から。特にパッティングではショットを使わずストロークということが多い。滑らかで、比較的ゆっくりとした動きで球を打つニュアンスがある。ストロウク
stroke play 決められたホール数、ラウンド数をプレイし、合計スコアで競う競技方法。ストロークプレイ
strokemaker ショットメイカーと同義。ストロークメイカー
stylist styleは元来、ろう引きの板に書くための鉄筆や尖った用具のことだった。そこから、書き方を意味するようになり、さらに文体、表現方法をもいうようになった。話し方や、振る舞い方といった個人の習慣的な方法、そのほかの生活上の個性的な様式、服や髪などの型を含め、そこから上流風の優雅さ、上品さの意になったと三省堂語源辞典にある。派生語であるstylistは服飾デザイナー、名文家、独特の文体、作風をもつ作家や作曲家を指す言葉で、ゴルフではスウィングの無駄がなく、一貫しており、美的であると賞讃されるゴルファーのことをいう。19世紀末の英国ではハリー・ヴァードン、20世紀のアメリカではアマチュアのボビー・ジョーンズの名が挙がる。スタイリスト
stymie /st mi/ , スタイミー
sudden death 規定のホール数をプレイしてタイの場合のプレイオフ形式のひとつ。先にホールを勝った方が勝者となる。直訳は「急死」だから、その訳語のニュアンスからは勝者を決める方法として不適切にも感じられ、“サドンビクトリー”と呼ぼうではないかという提案は一度ならず聞かれているが、まだ置き換えられたとは感じられない。やはり、勝負事には相手を打ち負かす、つまり“殺す”という視点が主であるということなのだろうか。個人的に私は自分の担当する試合中継ではできるだけ使おうと試みている。サドンデス
superintendent 一般に管理者、監督者という意味だが、ゴルフではコースのメンテナンス担当者のこと。ゴルフ史的にはgreenkeeper(グリーンキーパー)が19世紀後半から使われている。スーパーインテンデント
supinate / sup ne t/手のひらを上に向けること。supination回外。スーパネイト
swale /swe l/ゴルフコースの緩やかなくぼみ、へこみを意味する。英国、および北米における複数の地方で方言的に使われていた言葉。元は涼しい窪地を意味したが、アメリカでゴルフに関連して使われるようになったらしい。コース設計家アルバート・ウォーレン・ティリングハースト(A.W. Tillinghast;1874-1942)がGolf Digest誌(1929年)のなかで「グリーン手前のわずかなスウェールがプレイヤーに短いクラブでも届くと誤った感覚を抱かせる」と書いている。スウェール
sweet 語源から快いという意味の言葉に由来し、甘い、という意味を比喩的に良い意味をもたせて様々につかうことができるので、ゴルフでも多用される。ゴルフにも“甘美な”体験は多いはず。とくにいいショットの際の手応えをこの言葉で表すことは多い。sweet spot、sweetspot(スウィートスポット)はクラブフェースの最適な打点のこと。スウィート
swing 一般的に、振り子のように一方の端が固定され、他方が自由に動くものが、規則的に動く、揺れること。ゴルフでは球を打つ際の身体の特徴的な動きを意味する。バックスウィング、切り返し、ダウンスウィング、フォロースルーという局面に分けられる。17世紀の文献にすでに使われていた。一般に、規則的変動という意味で比喩的にさまざまに使われる。プロゴルフのツアー日程のうち、ある地域を周遊するような局面についても使う(例:ウエストコースト・スウィング)。スウィング
swinger ゴルファーのこと。とくに、ゲームの中でつねによどみないスウィングを反復できることを強みにしているプレイヤーを指して使うこともある。スウィンガー
swingweight クラブのバット(後端)部分を固定し、そこから一定の距離のシャフト部分を支点として計測される重さを指す。米ミズーリ州カンザスシティーで1928年にクラブ製作を始めたケネス・スミス(Kenneth Smith;1901-1977)が計測方法のひとつであるLorhythmic Swingweight Scale(ロウリズミック・スウィングウエイト・スケール)を採用した計測器を作った。それまでは経験と勘に頼っていたスウィングウエイトを、セットとして正確に一貫させることができるようになった。ケネス・スミス社の計測器“PRORHYTHMIC GOLF CLUB Scale”は、支点がバットから14インチ(35.56cm)で、計測値はAからHまであり、A-0からA-9のように十進刻みで計測できる。もっとも軽いA-0からもっとも重いH-0まで目盛りがある。ケネス・スミス社のクラブは1928年の夏に同社の店に立ち寄ったホートン・スミス(1934年第一回マスターズ優勝)が気に入って使うようになり、翌1929年に8勝したことから引き合いが増えて有名になり、手作りのオーダーメイドクラブとして多くの愛好者がいたが、ケネス・スミスは1977年に他界し、ケネス・スミス社は2004年に廃業した。スウィングウエイト
swipe 語源は不明だが、おそらくはsweep(スウィープ;掃く、払うの意)の変化形か。箒を使って掃くように打つこと。19世紀前半初出。また、フルショットを指しても用いられ、とくにティーショットでの一打を指して使われる。スワイプ
T-Q 「Tournament Quality」の略。技術的に高いレベルにあること。「あのショットはTQだった」, TQトーナメント・クオリティー
takeaway バックスウィングのこと。テイクアウェイ
tap in ごく短いパットを沈めること。ごく短いパットのこと(tap-in)。タップイン
Taxi ホールの脇を通り過ぎて求まらないボールに向かって叫ぶように使う。ただし、同伴競技者を怒らせてはいけない。タクシー!
tee /t / 1)古スコットランド語のteaz(動詞、名詞)、またはtie(動詞)に由来すると考えられている。ひとつまみの砂を置いてその上に球を乗せて打つことでゲームが始まる。そのひとつまみの砂をteaz(ティーズ)と呼び、17世紀の文献に「この語に対応するラテン語はstatumenである」という記述が見られる。statumenは支え、支柱を意味する。teeが初出するのは18世紀前半。2)18世紀には泥という意味でも使われていた模様。「Tee(泥)の上に球が乗っている場合、拾い上げてその後方にtee(置いて)してよい」という記述が1775年の文献にある。3)打つ際に球を乗せる様々な用具。現行ルールでは4インチ(10.16cm)を超えるものであってはならないとされている。4)ティーに球を乗せること。5)ティーインググラウンドのこと。1842年のR&Aによるルールに単にティー(the tee)としてティーインググラウンドを表している記述がある。19世紀にはこの意味で単にティーと言われたことがわかる。ティー
tee off ティーショットを打つこと。19世紀初出。ティーオフ
tee up 球をティーに乗せること。比喩的に、ゲームを開始すること。ティーアップ
tee-box かつて砂をつまんでティーにした時代に、ティーインググラウンドに置かれていた砂を入れてある箱を呼んだ。象徴的にこの言葉を使って、ティーインググラウンド自体を示すこともあり、現在でも使われる。ティーボックス
tee-shot ティーに乗せた球を打つこと、またはティーインググラウンドからのショットのこと。19世紀初出。ティーショット
teeing ground そのホールのプレイが開始される場所。現在ではルールで規定されており、二つのティーマーカーによって示され奥行きはクラブ2本分の長さの長方形の区域のこと。ティーインググラウンド
tempo 一般に速度、歩調、楽曲の速度のことだが、ゴルフではスウィングについて使われる。テンポ
Texas wedge パッティンググリーンの外からパターを使って打たれる一打に使われる言葉で、ベン・ホーガンらテキサス州出身のプレイヤーが使い始めたという説もある。パターを指すのではなく、その一打を意味する。テキサスウエッジ
Textbook Shot まるで指導書にあるような卒のないショット。「教科書ット」, テキストブック・ショット
thin アイアンのリーディングエッジがボールの下に潜り込むようになりながらフェース面でインパクトを迎えるのではなく、リーディングエッジでボールを打ってしまった際に使われる表現。リーディングエッジの当たる部分がボールの赤道より下部であれば、手応えは悪いが所期の距離と方向はある程度満たされる。「当たりが薄かった」。シン(thin)
thin thの音を日本語に置き換えるのは苦しいところ。この言葉を使うなら敢えて英語の音を出すように努力するか、「薄い」と訳語を使うべきか。球を打ったときにクラブが球の上部寄りに当たること。スィン
three-ball match 1)マッチプレイの形式のひとつで、3人のプレイヤーがそれぞれお互いにマッチプレイをする。一人が同時に他の二人と個別のマッチをすることになる。規則書の「マッチプレイの定義」に記されているのはこの意味だけである。19世紀から。2)3人で回り1対2のベストボールマッチを行うこと。1890年のバドミントン叢書“GOLF”でホレス・ハッチンスンは「スリーボールマッチには2種類ある・・・」と書いている。スリーボール・マッチ
three-putt グリーン上でホールアウトするまでパッティングを3回行うこと。スリーパット
three-quarter shot フルショットよりもわずかに小さいスウィングでのショット。スリークォーターショット
threesome マッチプレイの一形式で、1対2のマッチ。二人のサイドはひとつの球を交互に打つ。スリーサム
through the green 規則書の「用語の定義」にはコース内のハザードと、プレイ中のホールのティーとパッティンググリーンをのぞいたコース内のすべての場所を指すと定められている。スルーザグリーン
tiger 強いプレイヤーのこと。1937年に作家のP.G. Wodehouseが使っている。タイガー
tiger country 深いラフのこと。サム・スニードが1962年に使っている。タイガーカントリー
tight コースに関していうときには、おもにフェアウエイが狭いことを意味する。球のライについてなら、芝の上にあっても地面に接しているような状態をいう。タイト
tivot ティーショットの際に削り取ったディヴォットを指す造語。ティヴォット
toe クラブフェースの中央部でなくトウ部分でボールを打つこと。「トウだったんで距離が出なかった」, トウ
toe クラブヘッドの先端部。シャフトから遠位の部分。19世紀から。また、ミスショットの呼称として、トウで球を打ってしまうこと。さらに、スウィング中にクラブヘッドをこねるようにしてトウを回すことも指すことがある(toed in)。トウ
toe job, toe jam クラブヘッドのトウの先端で打つこと。「力んでドライヴァーのトウ・ジャムが出た」, トウ・ジョブトウ・ジャム
toilet flusher ホールに落ちる前に縁を一周するパット。「出た。秘技、水洗トイレ」, トイレット・フラッシャー
top ボールの赤道より上部を打つこと。19世紀半ばに文献初出。トップ
top 球の赤道よりも上部を打つこと。または、そうやって打たれたショットのこと。19世紀より。トップ
topspin 球の進行方向への順回転。トップスピン
torque 回転力。トルク
torsion ねじれ、ねじり。トーション
touch 繊細なコントロールの要求されるチップやパットを成功させる能力。「ナイス・タッチ!」, タッチ
touch 微妙な正確さ。とくにパッティングについて使われる。19世紀から。タッチ
touch shot 細かに調節され、制御されながら打たれたショットのこと。タッチショット
tour 出場資格が定められ、通常はメンバー制度のもとに運営されている一連のトーナメントのこと。ツアー
tournament 中世に騎士が戦った馬上試合が語源。もとは古フランス語の「回転する、馬上試合をする」という意味の言葉。champion(チャンピオン)となるための勝ち抜き戦のこと。トーナメント
track iron ラットアイアンの別名。アイアンニブリックの初期の形態をも指していた。19世紀。トラックアイアン
trans-continental 大陸横断パット。約10m以上か。トランス・コンティネンタル
trap, sand trap バンカーのこと。1913年にバーナード・ダーウィンは「イギリス人がアメリカに来たとき、ホールがカップと呼ばれ、バンカーがトラップと呼ばれることに気づいて慣れるまで2、3日かかる」と書いた。trapped, トラップ
trapping コース設計におけるバンカーの配置のこと。トラッピング
trolley ゴルフバッグを乗せて引く二輪のプルカートのイギリスでの呼称。トローリー
trouble ゴルフのプレイに関して使う場合、ラフ、ハザード、障害物、ライの悪さなどをいう。トラブル
turn ゴルフではとくにラウンドの中間点、9ホール終了時点を指す。19世紀から。ターン
twitch けいれん、ひきつり、激痛の意だが、主にパッティング時の精神的なコントロールを指してイギリスで使われる。nerve(ナーヴ)と類義。yips(イップス)と同義。19世紀初出。トゥイッチ
two-putt 2回のパッティングでホールアウトすることだが、文脈によってはパーを意味する。トゥーパット
two-shot ホールに関して言われた場合はグリーンに到達するのに2打を要することを意味する。パー5について言えば2打で乗せられることを意味する。トゥーショット
two-shotter トゥーショットのホールを言う。トゥーショッター
twosome ストロークプレイによる試合で、一緒にプレイする二人ひと組のこと。トゥーサム
uncock スウィングのダウンスウィングの途中でコックをほどくこと。曲げていた手首を伸ばすこと。アンコック
underclub 所期の距離を満たせないクラブを選ぶこと。アンダークラブ
underclub 目標に届かないクラブを選択すること。ヘンリー・コットンは1931年に著した『GOLF』の中で、「他のどんな理由よりも、アンダークラブで一打余計に打つ結果になってしまう例がもっとも多い」と書いている。アンダークラブ
underspin バックスピンのこと。ジェームズ・ブレイドやベン・ホーガンが自著のなかで使っている。アンダースピン
unplayable ライ、または球が、そのまま打とうとするにはあまりに困難であるため、ルールに基づく救済措置をとろうとすることをいう。規則28条の適用を指す。アンプレイアブル
up 1)パッティングに関して言うときは、少なくともホールまでの距離に到達させること。19世紀から文献に見られる。“never up, never in(ネバーアップ、ネバーイン)”は1960年代の文献ですでに「ゴルフで古くから言われる決まり文句だが・・・・」という記述が見られる。2)ホールごとの勝ち負けを競うマッチプレイにおいて、勝ったホールの数を表す。19世紀から。3)グリーンに乗せること。4)また、一般英語として基本的に「上」という位置関係を示し、上に「上がる動き」を意味するところから、ティーショットの打順であることを言うときに使う。アップ
up and down バンカーやその他のトラブルから脱出してホールアウトすること。一打でグリーンに乗せ、一打のパットでホールアウトすること。とくにパー以下で上がることを指す。「ナイス・アップ・アンド・ダウンでしたね」, アップ・アンド・ダウン
up and down グリーンを外しながらも、そこからグリーンに乗せてワンパットでホールアウトすること。「乗せて、沈める」の意。とくにバンカー何度のトラブルから、うまくパーにもち込むときに用い、褒め言葉として「ナイス、アップ・アンド・ダウン!」と使う。複数形は“up-and-downs”となる。ちなみに、日本語で起伏の激しい地形を指して使う「アップダウン」は“ups and downs”。アップ・アンド・ダウン
upright まっすぐに立つという意味からスウィングの際の姿勢についても使われるが、クラブに関してはライ角が大きいことを指す。19世紀の解説書から見られる。アップライト
upswing バックスウィングのこと。アップスウィング
Vardon grip オーバーラッピンググリップのこと。ハリーヴァードンが採用したために一気に普及したクラブの握り方。ヴァードングリップ
waggle アドレス時にスイングの予備動作としてクラブを動かすこと。19世紀から。ワッグル
walk, walk round, walk around ゴルフの試合についての話で使えば、競技中のゴルファーについて観戦しながらコースを回ることを意味する。もちろん文脈ありき。ウォーク
water club 1880年から1930年まで使われた特殊用途のクラブの名称で、ミズノ中にある球を打つときに使用された。ウォータークラブ
water hazard ルール上の定義では「コース内の海や湖、池、川、溝、排水路その他の開渠(水の有る無しにかかわらない)、及びこれらと同様のものをいう」とされている。その区域は通常、黄色の杭や線で示され、杭や線はハザード内になる。ウォーターハザード
wedge ヘンリー・コットンは1952年の自著“History of Golf in Britain”の中で「・・・ソールの幅の広いニブリックで、平面的なソールをもち、フェース面(バックエッジ)は『サンドウエッジ』ほど高くないもの」と書いている。かつては10番アイアンと呼ばれるものもあった。9番アイアンよりもロフト角があってソール幅が広いという形状的な特徴から定義することはできそうだ。デュアルウエッジ、サンドウエッジ、ギャップウエッジ、ロブウエッッジ、といった種類がある。他のクラブについても同様だが、ウエッジで打つこと自体もウエッジと言う。ウエッジ
whiff 語源は不詳、擬音語か。風の一吹きを意味するが、ゴルフでは空振りのこと。空振りは「打とうという意思を持ってクラブを振ること」を言い、すなわちそれが“stroke(ストローク)”の定義である。ストロークでないスウィングを「素振り」というが、英語では“a practice stroke”“ a practice swing”。ウィッフ
whins 主に英国で使われる言い方でハリエニシダのこと。マメ科の低木で鋭いトゲがあり、春に黄色い花を咲かせる。gorse(ゴース)、furze(ファーズ)とも呼ばれる。whinの複数形で18世紀から使われ、リンクスでのゴルフの特徴として“wind and whins(ウインド・アンド・ウィンズ;風とハリエニシダ)”と抱き合わせで使われることもある。ウィンズ
whip 鞭の意味だが、クラブシャフトのしなやかさ、しなりを指して使われる。ウィップ
whipping かつてのウッドクラブで用いられたヘッドとシャフトを接合し固定する方法。ウィッピング
windcheater 直訳すれば「風をだますもの」ということになるが、向かい風に対して打つ低い球のこと、またはそういうショットを打つことを指す。19世紀の文献から見られ、低く飛び出して最後に舞い上がってから落ちるように、バックスピンをかけた球を言った。ウィンドチーター
winter rules 冬季のコース条件の悪いときに、芝を保護する目的で導入されるローカルルール。プレイの際に、球を拾い上げて好ましい別のライにプレイスすることが許される。ウィンタールールズ
wood ゴルフのはじまりは木製のクラブヘッドであり、その後、金属をはじめ人工素材が用いられるようになった。鉄製のヘッドをもつクラブが導入され、現代に続くゲームの形態が出来上がってきた時期からプレイヤーの使うクラブの呼び分け方としてウッドとアイアンと大別され、その特徴的な違いから、現在でも用いられる呼称となっている。金属や合成素材によるヘッドがもはや主流だが、ティーショットなど主に飛距離を出すためのクラブで、ヘッドが特徴的で、ある程度の体積をもつもち、シャフトの長さが比較的長いものは、素材にかかわらず依然としてウッドと呼ばれる。ウッド
wry-necked ネックが曲がっていてわずかにオフセットがあること。ライ・ネック
yardage 伝統的にヤードで表されてきた距離のことで、グリーンまでの距離、ホールまでの距離、あるホールの基準的な長さ、コースの長さ、などを指す。ヤーディッジ
yip、yips 主にパッティングの際のコントロール不能状態。他のショットでも見られることがある。トミー・アーマー(1894-1968)が命名した。
You da man! アメリカのプロ・トーナメントで90年代に盛んに使われ始めた言葉で、ファンがお気に入りのプロのショットと同時に叫んだ。歌舞伎でのほめ言葉や「た〜まや〜」の乗りに近い。ユー・ダ・マン!

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