ゴルフは一緒にプレイしている人とのコミュニケーションが楽しさにつながります。思うようにはいかないことの多いスポーツだけに同伴者がいるのは幸い。愚痴も言い訳も、聞いてもらえればすっきり。自慢できるショットが出たらうれしさ倍増。伝え合える相手と言葉をもっていることが、幸せで充実したゴルフの第一条件ではないのかと思ってしまいます。ゴルフは時間と距離と言葉を共有するゲーム、分かち合うゲームなのですね。
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ところで、ゴルフに限ったことではないのでしょうが、ほめなくてもいいところでほめることが慣習になってしまってませんか。だいたいゴルフではほめすぎなんじゃないでしょうか。かつてのいわゆる社用ゴルフ、接待ゴルフの悪弊だろうと勘ぐってしまいますが、キャディーさんたちは半ば自動的に「ナイッショー!」と言ってくれたりします。あるいはお約束のように「ナイスオン!」「ナイスイン!」「ナイスアウト!」。こちらとしても、「それほどでもないけど、ま、いいか」ってなもんで、そうやって日本ゴルフ独特の褒め言葉が普及し、継承されて来たのでしょうね。
「じょうず!」「お見事!」「いいですねえ」「すばらしい」「最高!」「達人!」「真打ち!」「抜群!「すごい!」「やったあ!」「いったあ!」「来た!」、等々、言われてみたい気はします。でも、少し恥ずかしい・・・。それは、ほめる方も同じかも知れません。あるいは本当に凄く上手いプレイヤーの場合、安易にほめるのはかえって憚られるのがまともな感覚かも。そうなると、敢えて紋切り的にいつでも誰にでも「ナイッショー!」と小さめの声で言っておくのが無難なのかも知れません。「合いの手」に近くなっていきますな・・・。「ナイッショー!」は日本文化の奥ゆかしさなのか。相手に向かって正面から賞賛の言葉をかけるのでなく、カタカナにして当たり障りなく拡散したほめ言葉が作り出されたということかも知れませんね。
ゴルフ英語の常套句を使ってみる
ほめ言葉はつねに、時と場合によりけり。ボキャブラリーを拡大する意味では、英語表現を知っておくのも参考になります。失敗の表現も含めて、会話に取り込んでみたり、文字通りを和訳して遊ぶ方法もありそうです。以下に、いくつかあげてみました。
【いつもと違うほめ言葉を使ってみる】
エース(ace):はホールインワンの別称ですが、パー4,パー5でティーショットが素晴らしい当たりをして飛距離を稼ぎ、絶好の位置に飛んだ時にも使えます。「いまのは今日のエースだ」
ボールド・イーグル(bald eagle):髪の毛ほどの差でイーグルを逃すこと。「禿鷲(はげわし)」
バイト(bite):打たれたボールが着弾した際、バックスピンによって、前方へ転がらずにその場にとどまること。「バイト!」「食いつけ!」「噛め!」
ボギーランド(bogeyland):そこに打ってしまうとボギーになる危険性の高い場所。「もう少しでボギーランドに入るところでしたね」
デッド・ソリッド・パーフェクト(Dead Solid Perfect):。会心、完璧。狙ったとおりのショットが出たときにいいます。打った本人の手応えも、スイングの様子や打音も素晴らしく、結果もよいこと。わざわざ仰々しい英語を並べ立てると軽さ、明るさが出る例ですね。頭文字をとってDSP(ディーエスピー)と言ったりもします。
フェザー(feather):高弾道で柔らかく落下するボールを打つこと。「タイガー・ウッズが3番アイアンでフェザーを打った」
ファースト・カット(first cut):フェアウエイに接するラフの短めに刈ってある部分。semi-rough(セミ・ラフ)と同義。毎春のアメリカでのマスターズ・トーナメントではフェアウエイがファーストで。ラフはセカンドカットと呼ばれます。
イッフィー・ライ(iffy lie):打ってみなくては、どんな結果になるかわからないような、難しいライ。「ライはイッフィーだったのに、上手く寄せましたね」などと使えますが、これなんかはちょっと英語カブレして聞こえるかも。
ジューシー・ライ(juicy lie):ボールが浮いた状態の良好なライ。雨で濡れた状態ではないのです。「ジューシー・ライは、美味しいライ!」
キック(kick):地面に着弾したボールが弾むこと。「ショットは良かったのにキックが悪かったですね」
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【何センチ以内を「べたピン」と言うのか】
日本語で言う「べたぴん」を言う英語にはstiff, stake, snuggle, stonyなどがありますが、べたピンに優るゴルフ用語はありません。
ギミー(gimmie):仲間内でのプレイで、入れたものと見なされる短いパット。「それはギミーですね」「それはノー・ギミー(ギミーじゃない)」
キックイン・ディスタンス(kick-in distance):パットの距離が極めて短いさま。足で無造作に蹴っても入るほどの距離。タップインの別表現。
グリップ・ジョブ(grip job)」パターのグリップの長さほどのパット。12〜18インチ(30〜45cm)。
レザー(leather):inside the leather, within the leatherという意味ですが、パターを物差しにして、パターヘッドからグリップの始まる部分までの距離にあるパット。かつてはグリップが皮巻きだった。20インチ(約50cm)。「これ、レザーだね、オーケー?」
ニー・ノッカー(knee knocker):3〜4フィート(90cm〜1m20cm)。決められそうなのに、不安で膝がガタガタとふるえる距離のパット。「お願いパット」。
メイカブル/ミスアブル(makable/missable):少し長いのではずしてもおかしくないパット。4〜6フィート(約1m20cm〜2m)。
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キャラクター・ビルダー(character builder):文字通り「自信養成パット」。まあ、お世辞入りで言えば6フィート(約2m)ほどでしょうか。
バーディー・テリトリー(birdie territory):バーディーを期待して狙っていけるような距離のパット。一応、12〜15フィート(4〜5m)くらいか。「バーディー圏内」は普通のいい方なので、「オレのなわばりに入ったぜ」ではいかが。
オーシャン・ライナー(ocean liner):20〜30フィート(6〜9m)。郊外からの通勤快速のような語感。首都圏なら「湘南ライナー」はどうですか。
トランス・コンティネンタル(trans-continental):大陸横断パット。10m以上なら十分適用可能。
ラグ(lag, lag putt):長いパットの際、ホールの手前にできるだけ近づけるように打つこと。ホールの手前の近い位置に止まるパット。ビー玉遊びで順番を決める際に、ある線に向かって投げることからの転用か。「グレート・ラグ!」「2mをラグしたの?」
ネヴァーアップ・ネヴァーイン(“Never Up, Never In” ):ホールに届かなければ、決して入らない、の意。弱気のパットを戒める(非難する)言葉。
ナイスパット・アリス!(Nice Putt, Alice):ホールに届かず、かなり距離を残してしまったパッティングをからかって言う。相手の性別にかかわらず使われるが、とくに男性に使われることが多い。そうなると、「女子=か弱い」という偏見的、性差別的なニュアンスが入るので要注意。アリスは米TVドラマにありがちな女子名だが、言われは不明。
ノー・ブレイナー(No-Brainer):語感からは、まったく距離感のあっていないパットを指すように思われるが、その逆に、期せずして入ってしまったたいへん長いパットを言う。
タクシー!(Taxi):ホールの脇を通り過ぎて求まらないボールに向かって叫ぶように使う。ただし、同伴競技者を怒らせてはいけない。
トイレット・フラッシャー(toilet flusher):ホールに落ちる前に縁を一周するパット。「出た!秘技、水洗トイレ」
タッチ(touch):繊細なコントロールの要求されるチップやパットを成功させる能力。「ナイス・タッチ!」
ボギー・トレイン(bogey train):何としてもパーがとれずにボギーの続いてしまう状態。「ボギー・トレインから抜け出せて良かったね」
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【ときには素直に讃えよう】
<褒め言葉三役> チップイン→「ナイス、チッピー!」 竿一(さおいち)→「ナイス、ポーリー!」 砂一(すないち)→「ナイス、サンディー!」
チッピー(chippie):チップインのこと。ホールに直接入ったチップショットのこと。ノーズロと違って、これならいつでも使える。「ナイス・チッピー!」
ポーリー(poley):旗竿の長さ以上のパット。「ナイス・ポーリー!」
サンディー(sandie):バンカーに入れながらパーで上がること。「ナイス・サンディー!」
スクランブラー(scrambler):ショットが乱れながらもいいスコアを出していくプレイヤーのこと。スクランブル(scramble)はチーム対抗戦の競技形式の名称でもあるが、狭義ではグリーンをはずしながらもパー以下のスコアで上がることを指す。「チッピーに、サンディーとは。彼はスクランブラーだね」
アップ・アンド・ダウン(up and down):バンカーやその他のトラブルから脱出してホールアウトすること。一打でグリーンに乗せ、一打のパットでホールアウトすること。とくにパー以下で上がることを指す。「このホールはナイス・アップ・アンド・ダウンでしたね」
ショットメイカー(shotmaker):多種多様なショットを打つことをショットメイキング(shotmaking)といい、それができるプレイヤーを指します。古くから使われていた言葉で、文献での初出は19世紀前半に遡ることができます。「彼は名うてのショットメイカーだ」
ロイヤー(lawyer):ルールを徹底して遵守しようとする人。「あの人はゴルフで言うロイヤーだ。番手を聞いたら2打罰くらった」
ピュア・ショット(Pure shot):手応えよく、まっすぐ狙った方向に飛ばすことができた会心のショット。「ピュアなショットだったね」「ピュアに打てた」
テキストブック・ショット(Textbook Shot):まるで指導書にあるような卒のないショット。「教科書ット」という当て字はどうでしょう?
TQ/トーナメント・クオリティー(Tournament Quality):技術的に高いレベルにあること。「あのショットはTQだった」
ピン・ハイ(pin-high):アプローチがピンまでとほぼ同じの距離でピンの左右に止まること。ホール・ハイ(hole-high)も同義。「凄いな、ピン・ハイですよ」
ユー・ダ・マン!(You da man! ):アメリカのプロ・トーナメントで90年代に盛んに使われ始めた言葉で、ファンがお気に入りのプロのショットと同時に叫んだ。歌舞伎での掛け声や「た〜まや〜」の乗りに近い。
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【歴史的俗語・正統的ミス用語で慰める】
エア・ショット(Air Shot):打とうとしたのにボールに当たらなかったこと。Whiff(空振り)の同義語。Air Ball(エア・ボール)とも言われる。Fresh Air(フレッシュ・エア)も使われる。「いい風が来たな〜、涼しいね」とか、「エア・ボールが300ヤード飛んだぜ」と、からかったり自嘲したりする意。
エアメール(airmailed the green):グリーンを狙って打った球がグリーンを超えて飛びすぎたときにいう。「エアメールしちゃった」
ボール・イズ・ウエット(ball is wet):ウォーター・ハザードへ飛んだ球。「びしょ濡れです」
バルーン(balloon shot):気球が上昇するようにまっすぐ上に飛ばしてしまうこと。結果として距離は出ない。「バルーンしちゃった」
ベリー(belly the ball):アイアンのリーディングエッジでボールのほぼ中央(赤道)を打つこと。結果として低く飛び、距離も出てしまう。「わざとベリーを打つ」
ブレイド(blading the ball、blades):アイアンのリーディングエッジでボールのほぼ中央(赤道)を打つこと。ブレイド(blades)はアイアンの別称でもあります。トップしたら「いまのは、意図的にブレイドを試みたんだ」と言うべし。
スカル(skull):ボールの赤道より上をリーディングエッジで打つこと。Scullとも綴られる。「ベリーと言うよりスカルだね」
ブロック(blocked shot):打つ際にクラブヘッドのリリースを阻んで(ブロックして)しまったショット。右打ちのプレイヤーではフェース面が右方向を向いたままボールに当たってしまい、右に飛ぶ。ブロックしてしまったショットは、当初まっすぐ飛び出してすぐに右に曲がるボールをも生むが、それはflared Sshot(フレア)と呼ばれます。「完全なブロックだ」
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チャンク(chunk it):ショットの際、クラブフェースがボールに当たる前に地面に当たってディヴォットをとってしまうこと。「ここでチャンクが出るなんて」
チキータ!(chiquita):スライス、バナナ・ボールと同義。とくに、ジャングルのように鬱蒼たる林に打ち込んだときに使います。
ヘヴィー(hit it heavy):クラブフェースがボールより前に地面に当たること。「いまの当たりはちょっとヘヴィーだったね」
ファット(hit it fat):クラブフェースがボールより先に地面に当たり、結果としてかなりの当たり損ねとなること。chubby(チャビー)とも言い、通常よりスピンのかからない球になり、飛距離も出ない。「一日中、ファットだったよ」「ちょっとチャビー」
ファット(fat):グリーンの安全なサイドのこともファットと言います。池やバンカーから遠く、比較的広い部分。「アプローチは少しファットだったけど、あかげでグリーンのファットな方に乗ったよ」
チリ・ディップ(chili dip):グリーン周りでの短いアプローチの際、クラブを真上にひょいと上げて落とすように打って地面を削ってしまうことをdipping(すくいとる)と表現。地面を打ってボールは数十センチしか前に飛ばないケースをいいます。ポテト・チップスにさまざまなソースをつけて食べるときの動作から来た表現。日本風には「金魚すくい」といアレンジした方がわかりやすいかも。
ダフ/ダファー(duffed a shot):おそらくはスコットランド語由来といわれるduff、あるいは19世紀のスラングだったduffer(無能な、不器用な人物)から転じて、ゴルフでdufferは下手なゴルファーを指します。そこから、duffはショットの際に先に地面を打ってしまうことを意味。「ダフったよ」
フラッフ(fluffed It):ボールの下をヘッドがくぐり抜けてしまい、だるま落としのように球が真上に上がって元の位置に落ちた場合に言います。ラフのなかでボールが草の上に乗って浮いているような状態をfluffy lie(フラッフィー・ライ)と言います。/f/の音をくちびるを噛んで発音しようと努力するところに使い甲斐があると言えます。
フライヤー(flyer):通常よりかなり高く飛び出すボールを指しますが、ラフから打つ際、クラブフェースとボールの間に草が挟まってボールにかかるスピンの量が減ってしまい、通常よりも飛距離が出てしまうときに、よく使われます。「フライヤーがかかる」という表現は奇妙ですが、よく使われます。flyerが出そうなライをflyer lie(フライヤー・ライ)と言います。「フライヤーになる」「」
ジャンパー(jumper):Flyerと同義。通常よりかなり高く飛び出すボールを指す。「それほど深くないラフだったのにかなりジャンプした」
フーズル(foozle):おそらくスコットランドでゴルフ用語になったと考えられ、19世紀の文献にすでに現れます。当たり損ねのひどいショット、ばかばかしいミスをしてしまうこと。気を遣うショットの際に、ばかげたミスをして散らかること。「フーズルしちまった」
ヒール(heeled it):クラブフェースのヒール部分で打つこと。そのショットはheelerとも呼ばれる。「いまのはヒールだった」「ヒーラーだ、距離が出ないよ」
ジェイル(in jail):林の中に打ち込んでしまった際に言う。「出獄」「脱獄」は類語。同義語句にin the log cabin「ログ・キャビン」。「またジェイルだ」「ログ・ハウスが趣味でね」
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リーク(leak):右打ちの場合、ターゲットにまっすぐの球を意図して打った際、わずかに右にそれた場合、ショットがリークしたという。leakは「漏れること、お漏らし」の意味。はじめはまっすぐに飛んで、最後になってわずかに右にそれることを指すことが多い。左に流れた球については言わず、左打ちでは左にそれた場合を指して言う。
ラテラル(lateral):打ってすぐ横に飛んだショットのことですが、これも米国の人気スポーツであるフットボールのラテラルパスから連想された応用。
ミスヒット(mishit):当たり損ね、あるいは意図したとおり打てず、ボールがターゲットから離れた方向に飛んだ場合を言う。「ミスショット」は使われません。
ミスクラブ(misclub):クラブ選択を誤った際の表現。ある意図に不適切なクラブ、という意味。。
ミスリード(misread):グリーンの読みを誤ること。
ムーン・ショット(moon shot):非常に高く上がったティーショット。
オーバークラブ(overclub):目標までの距離よりも飛ばせるクラブを選ぶこと。
オーバー・クック(over cooked):意図したよりも遠くへボールを飛ばしてしまったり、カットやドローをかけ過ぎたときに“cooked it”と言う。パットについても使われます。
PBS(Post Birdie Syndrome):バーディーをものにした直後に調子を崩すこと。「ポスト・バーディー・シンドローム、バーディー直後大叩き症候群」。米国では公営放送PBSが下敷きにあるので笑いやすいのでしょう。同じ原理での言葉にUSA。米国の呼び方でありながら、ユー・スティル・アウェイ(You still away:USA)の省略で、先に打った人が打ち損じて頭に来ているときに、追い討ちをかけるように「キミのがまだ遠い」「もう一度、キミだね」という意味で言います。もちろん、日本語で言えば喧嘩になるところを、英語の笑える常套句で言うと救いの言葉になったりするわけです。
ポップ・アップ(pop-up):おもにドライバーやフェアウエイウッドによる大きく上がるショット。その時のクラブは「ピッチング・ウッド」「ウエッジ・ウッド」と呼ばれることになる。
プル(pull):右打ちの場合、打ち出しから目標方向の左に飛んでいく球を打つこと。yankともいう。ボールへ向かうクラブヘッドの軌道に起因する。19世紀半ばから使われていました。
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プッシュ(push):右打ちの場合、打ち出しから目標方向の右に飛んでいく球を打つこと。プルと対照的なミス・ヒット。pushは他に、インパクトでボールを目標方向に「押す」動作をも言います。その際、左手首の角度はできるだけ維持され、比較的弾道の低く、スピンのよくかかったボールになります。
スカッフ(scuff):ボールを打つ前に芝面をこすってしまうパット。チップ・ショットの際にも使う。「いまのはスカッフだったよ」
シャンク(shank):文献的には比較的新しい用語で、初出は20世紀前半。アイアンのホーゼルでボールを打ってしまうことを言う。結果として鋭く右に飛び出した(右打ちの場合)ボール、またはシャンクの出る傾向を指しても使われる。ハリー・ヴァードンは引退も考えるほど悩まされたという。2005年には米PGAツアーで米ネットワークTVのCBSが中継中にDarren Clarke(ダレン・クラーク)のシャンクの瞬間を高速度撮影した。シャンクの際のアイアンヘッドの挙動が史上初めて放送された。「ソケット(socket)」とも呼ばれる。
スプレイ(spray):目標にまっすぐ飛ばせず、ショットが左右に散ることを指して使う。スプレイ打法、広角打法といえば、往年の野球選手、張本勲さんということで、「僕はいつも張本ばりのスプレイ打法」と自慢するべし。
ティヴォット(tivot):ティーショットの際に削り取ったディヴォットを指す造語。自分の失敗が同伴競技者に息苦しい緊張感を生みそうなときには、自分から笑いのめして、気を遣わせないように配慮するのがダファーの務めです。
トウ(toe):クラブフェースの中央部でなくトウ部分でボールを打つこと。「トウだったんで距離が出なかった」
トウ・ジョブ/トウ・ジャム(toe job, toe jam):クラブヘッドのトウの先端で打つこと。「力んでドライヴァーのトウ・ジャムが出た」
トップ(top):ボールの赤道より上部を打つこと。19世紀半ばに文献初出。
アンダークラブ(underclub):所期の距離を満たせないクラブを選ぶこと。
シン(thin):アイアンのリーディングエッジがボールの下に潜り込むようになりながらフェース面でインパクトを迎えるのではなく、リーディングエッジでボールを打ってしまった際に使われる表現。リーディングエッジの当たる部分がボールの赤道より下部であれば、手応えは悪いが所期の距離と方向はある程度満たされる。「当たりが薄かった」という意味を伝えたいのではなく、英語的な/th/の発音を努力して、その場の憤りをおさめるのがコツ。
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