「クロス」

クロス:クロスは「交差する」の意、cross。「横風」を言いたいときに「クロス・ウインド」という英語を使うのは、どうなのか。カッコイイかどうかは時と場合と感性次第。ぴったりはまる状況もあることでしょう。でも、わかりやすさを問うなら日本語です。生きた日本語会話のつね、省略、短縮はどうでしょう。「右横」は「右からの横風」の略で一瞬にして意味を把握できますが、「左クロス」は字余りで言いにくい。ならばただ「左」で事足ります。

ゴルフにある関係語彙として、crossbunker(クロス・バンカー)、crosshazard(クロス・ハザード)はフェアウエイを横切って行く手をふさぐかのようにレイアウトされたハザードのこと。crosswalk(クロス・ウォーク)は観客の移動のためにフェアウエイなどを横断する歩行路。プレイヤーの打っていく方向に対して交差する風、crosswindに、語感、あるいは意味からして、なにがしかのインスピレーションの得られる要素は乏しいかも知れません。

プレイヤーにとっては、正確にどの方向が風上、風下なのかによって、意図するショットがかなり違ってきます。日本語の表現なら「左からの横風」は、風向きが時計回りにシフトすると「左斜め前からの横風」となり、さらには「左斜め前からの向かい風」となって正面からの向かい風になります。言いにくいし、少しわかりづらい表現ですが、刻一刻と変化する風は一言で伝え合いたいもの。時計の文字盤をイメージして、たとえば「2時方向からの風」と表現することもできます。

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