ホセ・マリア・オラサバル

Embed from Getty Images

 

2012年RC最終日の欧サイドは、1984年にセベがセントアンドルーズ・オールドコースで勝ったときのセベのシルエットの縫い込まれたウエア。ウィニングパットを決めたときの喜びの勇姿。セベ自ら左腕にタトゥーしていた。

閉会式のスピーチで、オラサバルは用意した原稿を読んだ。最後に欧サイドのメンバーたちに向き直ってねぎらい、感謝を述べる前にこう言った。

“All men die and not all men live, but you made me feel alive once again this week.”

「みんな死ぬんだし、いま全員がここにいるわけじゃない。でも君たちは今週もう一度私に、生きていると感じさせてくれた。

そして会場の歓喜の欧ファンが連呼する名前に応えるように言った。

“I am pretty sure he is pretty happy wherever he is today.”

「いまどこにいようとも、彼はたいへん喜んでいることを、私は確信している。」

予定稿になかったアドリブだろう。言わずもがなのセベのことは、もう口に出さないでおこうとしたのではないかと思えたが、その抑えた言葉になおさら思いが込められていた。

コメントを残す