スコット・ストレンジ

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2008年5月末のウエールズ・オープンで、オーストラリアのスコット・ストレンジは初優勝を果たした。その週はめまいに悩まされ、三日目には吐き気のために15番でティーショットをチョロにしてしまったほど体調が悪かったが、初日から首位を維持し、63-66-69-64のスコアで勝ち抜いた。こみ上げる感情を努めて抑えようとしていたのは、一つ年上の姉、ナタリーさんが子宮がんと闘っていたからだった。ナタリーさんは1週間後に亡くなった。翌2009年4月の北京で、ストレンジはボルボ・チャイナ・オープンに勝って2勝目をものにした。優勝後、「この勝利の意味することは、私がまだここにいて、私はまだ私のままで、姉はもはやいなくても私はここにいて、ゴルフをしている、ということです」と語った。姉の闘病のさなかの、家族の願いの込められた初優勝とは、今回の優勝はまったく違うとも言った。「今回の優勝はとにかく格別です。もう一度勝てることを証明するということは、いつだってすばらしいことです。私の家族がよろこぶでしょうし、姉がもしここにいたなら、私のことを誇らしく思ってくれることでしょう」ストレンジは2009年、豪での乳がん撲滅基金のアンバサダーとして活動している。母ロンダさんが現在、乳がんの治療をうけている。

 

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