ゴルフ規則裁定33-6/3

2014年6月末のBMW国際オープン。ファブリツィオ・ザノッティが初優勝を遂げたことは喜ばしい限りでした。プレイオフで、最後に残ったヘンリク・ステンソンとザノッティーが演じたパフォーマンスは対照的。280ヤードと短い設定だったパー4の17番で、先にグリーンを狙ってティーショットを打ったステンソンは水に入れてしまいます。ザノッティーは安全にグリーン手前花道まで運び、そこから奥のピンに寄せて2mのバーディーパットを残していました。ステンソンは罰打を払ったあとの3打目をグリーンの向こうのバンカーに落とし、そこからのホールアウトを狙った4打めはホールの内側をかすめながら行き過ぎてしまいました。ステンソンは球に歩み寄り、池に向かって球をパターで打ち捨て、ザノッティーに握手を求めて決着となりました。つまり、ザノッティーのバーディーをコンシードしたということでした。

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ストロークプレイのプレイオフで競技者が自らの負けを認める、つまりコンシードすると言うことは、ゴルフ規則裁定33-6/3で競技会運営上の約束事として認められていると、欧ツアーチーフレフリーのジョン・パラモ氏。私はゴルフ専門アナウンサーでありながら、いままで知りませんでした。試合後にパラモ氏に聞いて教えてもらったという次第で、お恥ずかしい話です。

一方で、後味の悪さも感じました。ステンソンの負け際の態度はどうだったでしょう。常識、慣習、文化の差があるにしても、ステンソンが独特の無表情で球を池に捨てるふてくされた行為は、子どもに見せたくない恥ずかしい行為だと感じました。

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