2015年のマレーシアオープンでバーント・ビースバーガーから5打差でスタートして、逆転初優勝を遂げたアニルバン・ラヒリ(インド)は、その前日の火を噴くような三日目の10アンダー62がお膳立てではあったが、見事だったのは最終日の17番で決めた12m超のバーディーパット。ただ、本人は続く18番のパーパットこそ、ショットオブザデイだと言った。日曜日のバックナインの大詰めの、初優勝に手が届きそうな状況でのプレッシャーたるやいかに、と思われるが、ラヒリは終始、落ち着き払って見えた。「何度も深呼吸をしたんです。自分の心拍数を抑えようとしていたんです。何度も優勝争いを経験してますから、もし自分の心拍数をコントロールできればゴルフは難しくないということはわかっていました。だから、何度も目を閉じて深呼吸したんです」「状況を観察し、自分がどう感じているかだけを把握するんです。自分のことを評価したり、結果について考えたりしないでね。深呼吸は間違いなく役立ちますよ。考えること以外のことをできるようにしてくれるんです」。<資料:欧州ツアー公式サイト、2015年2月10日付記事>